Ferrari 250 GT Spyder California (1960) KK Scale Modelcars

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Ferrari 250 GT Spyder California (1960) KK Scale Modelcars

このモデル購入直前に「Ferrari Daytona SP3」を購入したサイトを見ていたら、予約販売中だった。別のサイトでかなりの高額モデルを狙っていたのだが、決断が遅くて手に入らず、余った(?)予算で購入した。
KK Scale Modelcarsは、いわいるプロポーションモデルカーで、ギミックはほぼないのだが、取り外せるハードトップルーフとそれ用のスタンドが付属する。
購入するかは少し考えたのだが、このスタンドが面白いので購入した。
造形は綺麗に纏まっており、満足のいくレベル。箱はそのままで展示ケースになる新しいタイプのものだ。

実車に関して

1950年に”340 F1”をベースに”340 America”が作られ、フェラーリにとってアメリカは年々重要な市場となっていった。
そのような頃、西海岸のジョン・ヴォン・ニューマン(素性を調べたが天才数学者のジョン・フォン・ノイマンの記事ばかりがでてきて判らなかった。多分、インポーター)は、カリフォルニアの太陽の下にはオープンカーが似合うと考えた。
そのアイデアを東海岸のインポーター、ルイジ・キネッティがエンツォに伝えて説得し、開発されることになった。

生産の時期と仕向地の違いにより、いくつかのタイプがあります。外観的には、ヘッドライトカバーの有無、フロントフェンダーに開けられたベントの形状、テールの形状などなどに違いがある。これらのデザインはピニンファリーナで行われ、スカリエッティが生産しました。
また、1958年から1960年までのLWB(ロングホイールベース)と1960年から1963年初頭の最終ラインオフまではSWB(ショートホイールベース)に大別される。
前半のほとんどには、Tipo128CとTipo128Dと呼ばれる3リッターV型12気筒エンジンが搭載された。
LWBの最終期とSWBの初期型には、Tipo128DFと128Fが搭載された。公表出力は260bhp。

ところでこの車の名称はいったい何なのか。このモデルカーの商品名は「Ferrari 250GT Spyder California」である。フェラーリの公式サイトでは「Ferrari 250 California」。”World Car Guide 3 Ferrari”という本によると「Ferrari 250GT Carifornia Spyder」。Hot Wheels のモデルカーでは、「Ferrari 250 Carifornia Spider」
フェラーリのサイトには「スパイダーという名前を付けるのは正確ではないかもしれない、云々」と記されてある。先に発売された「250GTカブリオレ」との差別化で「Spider」と呼ばれた、みたいなことが記されてある。

しかし私の理解では以下の通りだ。

オープンカー:形状を問わず、ルーフが無いあるいは外せる車
カブリオレ:4座以上で丈夫なソフトトップまたは取り外せるハードトップルーフ車
スパイダー:2座で丈夫なソフトトップまたは取りはずぜるハードトップルーフ車
綴りはSpyderまたはSpider。
ロードスター:2座で簡易のソフトトップが付く車
スピードスター:2座でソフトトップもないの車
タルガ:フロントガラスとBピラーの間のルーフが取り外せる車
イタリアのレース、「タルガ・フローリオ」に由来する名称で、ポルシェがこのデザインの商標権を持っている。

上記の定義でいくと、「250GTカブリオレ」も「マツダ・ロードスター」も「スパイダー」になる。この辺りはかなりあやふやで例えば、2~4座の2ドア車をクーペと呼ぶが、BMWには5座4ドアの「グランクーペ」なるモデルが存在する。イメージのもの、単なる商品名なのかもしれない。

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