アメリカ陸軍 M1A2 エイブラムス イラク戦仕様

0

M1エイブラムスは1972年に開発が始まった米軍の主力戦車で、80年から実戦部隊へ配備された。当時としては珍しい直線的な車体デザインと複合装甲を組み合わせて防御力を高める一方、高出力のガスタービンエンジンを導入して俊敏な機動を実現。初期型のM1は主武装として51口径105ミリ・ライフル砲を装備していたが、85年から製造が始まったM1A1は武装を44口径120ミリ滑腔砲に換装し、既に配備されたM1の多くも主砲を積み替えてM1A1に改修されました。91年の湾岸戦争では2000両ものM1とM1A1が実戦に投入され、レーザー測遠器と赤外線映像装置を組み合わせた火器管制システムによる高精度射撃でイラク軍のT72、T62などソ連製戦車を圧倒しました。

Default