重武装、零戦52型丙 第203海軍航空隊 03-79

0

五二丙型は甲型や乙型の路線を踏襲し、更に武装と防弾装備を強化した型で、武装面では両主翼に三式13.2mm機銃を1挺ずつ追加して計3挺に増やしており(機首左舷の九七式7.7mm機銃は撤去)、防弾装備面では座席後部に操縦員頭部保護用の55mm防弾ガラスを追加しています。「零式艦上戦闘機」の基本コンセプトである機動性能による高い格闘戦能力を継承しながらも、一撃離脱戦を考慮した高速性と重武装を実現させた「零式艦上戦闘機 52型丙」 流麗なスタイルを誇る零式艦上戦闘機の中でも、力強く、空力的にも洗練された「栄21型 エンジン」装備のカウリングと集合排気管、高速性能を向上させるために主翼幅を短縮化した「零戦 52型」です。「零式艦上戦闘機 52型丙」の特徴となる、主翼「20mm機関砲」の外側に「13mm機銃」を増設していました。長崎県の木村基地で終戦を迎えました。

Default