スペースシャトル(ディスカバリー)

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日本人宇宙飛行士が最も多く乗った馴染みの機体

スペースシャトル・ディスカバリー(Space Shuttle Discovery、NASA型名:OV-103)はスペースシャトル・オービターである。コロンビア、チャレンジャーに続いて、1984年8月30日に打ち上げられた3機目のオービターである。

「ディスカバリー」は「発見する」というような意味であることから、大航海時代より多くの探検船に使われている(ディスカバリーを参照)。例えば、南太平洋を航海しハワイ諸島に到達したジェームズ・クックが最後の航海に用いた帆船の一つが「ディスカバリー」(第一回航海に用いた帆船は「エンデバー」)だった。またハドソン湾を探検したヘンリー・ハドソン、北極探検を行った英国王立地理院が用いた船などに「ディスカバリー」の船名が見られる。さらに2001年宇宙の旅に登場する木星探査船の名前もディスカバリーである。

日本人の野口聡一・向井千秋・若田光一・星出彰彦・山崎直子も搭乗していた。スペースシャトル史上2度の大事故の後の初飛行はいずれもこの機体となっている。

。ディスカバリーは39回の飛行において、365 日と12時間宇宙に滞在し、その間地球を5,830周回飛行した。これはスペースシャトルの中で最多の飛行回数である。

退役後は、それまで展示されていたエンタープライズに代わり、 スティーブン F. ユードバー=ハジー・センターに展示されている。

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