ヤママユ

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ヤママユ(Antheraea yamamai)は、チョウ目ヤママユガ科に分類されるガの一種。ヤママユガ(山繭蛾)、テンサン(天蚕)ともいう。ヤママユガ科のガの成虫は口が完全に退化しており、蛹化以降は一切の食餌を摂らずに幼虫時に蓄えた栄養だけで生きる。幼虫は緑色で4回の脱皮を経過して熟蚕となり、鮮やかな緑色をした繭を作る。繭一粒から得られる糸は長さ約600 - 700m、1000粒で約250 - 300g程度の絹糸が採取される。この糸は「天蚕糸」と呼ばれる。

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