Azurite アズライト(1)

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昔から岩絵具として日本画に広く使われている。

産出の形として、主に3つのタイプがある。
一つ目は結晶しているもので、青の色が濃すぎて黒っぽく見えるが、透過光では濃藍色である。
2番目は結晶せず孔雀石に混合しているもので、研磨され、宝飾品が作られる。「アズロマラカイト」と呼ばれている。
3つ目は、1〜3cm程度のボール状になっており、割ると中は孔雀石になっていたり、中空部分にアズライトの微結晶が生えている。
アズライトとマラカイトは成分がほとんど同じで、銅の二次鉱床に一緒に産出する。
しかし、マラカイトの方が安定しているために、アズライトと一緒に出てきてもその後、マラカイトになってしまうことがある。
しかし、その逆は無い。

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