あなたのおうちはどこですか？

今日は投稿をお休みしてキャスト時代の話をひとつ。。。

私が働いていたレストランは外の待ち列から店内へのご案内となる際に

お連れ様全員そろってからの入店をお願いしていました。

（バフェテリア形式だったので店内でも列になり、後からの合流が困難なため）

そのためお連れ様が揃っていない場合は入口付近でお待ちいただいていました。

よくあるのはお父さま一人で並んで、家族は別の場所で…というヤツです。

今日の話はその時のできごと。

その日もひとりのお父さまが家族をお待ちになっていました。

あまり混雑していない日で、私も少々手持ちぶさたでボーっと突っ立っていた時に

ふいにそのお父さまに話しかけられました。

「すみません、ちょっと聞きたいんですけど…おねえさんはどこに住んでるんですか？」

ん？？？( ･ิω･ิ）

制服マジックかな？

お隣のホーンテッドマンションとは比べ物にならないくらい可愛くないコスだけど、こういう場でこういうの着てるとちょっと✨素敵✨に見えるのかな？

でもおとうさん、愛するご家族を待ってるじゃないの・・・？

…と、10代らしい妄想で軽くパニックになりつつ、顔は平静を保ったままでほんの一瞬。

次に発せられた言葉がこれでした。

「もしかして アレ ですか？(´･ω･`)σ」

指をさす方を見ると、そこにそびえ立つのは立派なシンデレラ城🏰✨

大人の方でもたまにいらっしゃるんですが、朝から晩まで年中無休でオープンしているパークのキャストは住み込みバイトだと思われたようです。

そしてその寮は、ゲストが入れないシンデレラ城の上階などにあると。。。

（さて、どうしたものか・・・）

『夢を壊さない』が暗黙のルールになっているパーク内。

清掃員も清掃中に「何を拾っているの？」と聞かれたら「夢の欠片です✨」と答える場所。

「あそこは上級キャストしか住むことができないんです。。。

私のような下っ端キャストはこちらのダウンタウン、ショップの２階などに住んでおりますよ(´•᎑•`)」

（こういうこと言うヤツがいるからパークの都市伝説がなくならないんだろうなぁ…）と、

とてもキラキラした目でお城やショップを見まわしたお父さまを見て

なけなしの良心が痛むのを感じつつ、仕事はこなしたという達成感を感じた出来事でした(⁰▿⁰)

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