亡霊たちに学ぶ【死後の暮らし方】👻

「モノ日記」から「Article」という、名前も仕様もよくわからん形になって

初めての投稿なので探り探りですが。。。

ディズニーリゾートでは3年ぶりにハロウィンイベントが開催されますね。

その関係でホーンテッド・マンションでは、2022年9月14日〜2023年1月4日まで

「ホーンテッドマンション“ホリデーナイトメアー”」が開催。

普段は不気味でおどろおどろしいお屋敷が、ジャックたちのおかげで楽しくてにぎやかなお屋敷に大変身！

いつものなら「こわいからおばけやしきはイヤ！」という子供や大人もワクワクしながら並んでいます。

ちなみに該当施設は期間内"スタンバイバス対応"です。

（このパスがないと並ぶことすらできない恐怖のパス）

もしホリデーナイトメアーを体験したい方は、入園したらすぐにスタンバイパスをゲットしましょう！

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ド頭から脱線しましたが本題です。

私は兼ねてより、ホーンテッド・マンション（以下ホンテ）に行くたびに思っていたことがあります。

（外国のお化け屋敷、めっちゃにぎやかだな・・・）

日本のお化け屋敷って、ただただ暗くておどろおどろしくて重たい空気感じゃないですか。

まぁこんなイメージですよね。

で。墓石の陰から初期アバターみたいな簡素な白い服着た幽霊が出てくるっていう。

幽霊の原動力は「怨み、つらみ、嫉み」で、基本スタンスは「生前果たせなかった八つ当たり」。

ネガティブの権化じゃないですか。

ジャパニーズゴーストって。

正直「外国のお化け屋敷」っていうのが私の中でホンテしかサンプルがないのでなんですが、

テレビで海外の心霊現象なんかを見ていると、モノが勝手に動くとか、扉が勝手に開閉するとかはあっても、

ヨーロッパの古城とかに住まう幽霊とか本人的には「（生前同様に）ただ住んでるだけですが？」という感じらしくて。

日本のように必ずしもネガティブな理由でこの世に留まってるわけじゃなさそうなんですよね。

ホンテも入館してしばらくは恐怖心を煽るような演出してくるんですよ。

「扉一つ無い部屋で身の毛もよだつ不気味な響きが館の中に広がる

　蝋燭（ろうそく）の炎が 風も無いのに揺れ動く

　ほら、そこにもここにも亡霊達が・・・

　諸君の恐れおののく姿を見て、彼らは喜びの笑みを浮かべているのだ」

ここでちょっと冷静になって考えてみてください。

もしアナタがこの先何十年経って亡くなったとして、、、

縁もゆかりもない誰かを脅かすためだけにこの世に残る気はありますか？

もしかしたら死んでまもなくなら、好奇心に駆られてちょっとやってみたくなるかもしれません。

でもそれもきっとすぐに飽きると思います。

こんなことをずっと続けてられるのは、よほどやることも目標もない暇人か、

生前から根っからのエンターテイナーだったかのどちらかだと思います。　

ホンテの住人はジャパニーズゴーストと違って、基本的に何かこの世に未練とかがあって残っているわけではなさそうです。

そうするとここに留まっている理由はゴーストホスト曰く「恐れおののく姿を見て喜びたい」から。

死んで腐るほどの時間を手に入れた彼らがその時間を潰すために選んだのが「誰かを脅かすこと」なのであれば、

これほどのエンターテイナーを私は知りません（笑）

ドゥームバギーに乗って進んでいくと最初こそ怖ろしい館の紹介ですが、

マダムレオタに歓迎された辺りから状況は一変します。

例のダンスホールと晩餐会場です。

楽しそうですね（笑）

この後、場面は変わって墓場のシーンに移ります。

墓石の後ろから突然ピョン！と飛び出して脅かしてくるゾンビ？もいますが、

多くの亡霊たちは自分がしたいことを各々楽しんでいます。

中でも一番楽しんでいるのは彼らですね。

綺麗な画像が見つからなかったので映画『ホーンテッド・マンション』のものになりますが「歌う胸像」です。

映画の中でもそうでしたが、彼らは本当に歌うことが大好きで死んでからもずーっと歌っています。

休む必要がなくなり、それこそ冗談じゃなく永遠に歌うことができるようになった彼らはむしろ幸せそうです✨

ここでいま一度考えてみてください。

みなさんには死んでからも追い続けたい目標や趣味、それに付き合ってくれる友はいますか？

ホンテの住人はそれぞれに目標や趣味を持ち、死後も全力で取り組み、そしてそれに付き合ってくれる友がいます。

もしかしてこれって究極の勝ち組じゃないでしょうか。

ホーンテッド・マンションを降りて、屋敷の外に出るたびに思います。

（死んだ後もこんな風に楽しく過ごしたいな・・・）

転生して新しい人生を始めるのも良さそうですが、有り余る時間が持てる死後の世界を楽しむのも悪くないのかなって思います。

もしホンテに乗ることがあったら、この屋敷に住まう亡霊たちがどんなふうに死後の暮らしを楽しんでいるのかよくよく観察してみてください。

きっと彼らに学ぶことは多いのでは？と思います。

そしてもし「ここの住人になりたい！」と思ったのなら。

そのときは死亡証明書を持ってこの屋敷を訪れましょう。

きっと1000人目の亡霊として、彼らは大歓迎で迎えてくれるはずです。。。

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