デイジーダックの声変わり

ディズニーランドのメインキャラクターの一角である、デイジーダック。

ミニーマウスと並んでとても人気の女の子です。

ふたりが並ぶと、ミニーが可愛い系を担い、デイジーはセクシー系を担っています。

それ故、彼女の声はちょっと色っぽい声があてられています。

（パーク内や日本語吹き替え版は声優の土井美加さんが担当）

しかし彼女の声は当初からセクシーボイスだったわけではありません。

デイジーダックがディズニー短編映画でデビューしたのは、1937年公開の『ドナルドのメキシカン・ドライブ』という映画。

・ドナルドのメキシカン・ドライブ

https://www.youtube.com/watch?v=jlsyiM8PuP4

（YouTubeのみで動画再生可能）

動画開始1:00あたりでデイジーが"Hello,Donald Duck!"と話すのですが、その声はドナルドそっくり。

とってもしゃがれた、ちょっと高めのドナルドの声。

なんならドナルドがビックリしたり、怒った時の甲高い声をおんなじ（笑）

今でこそ「え？どうした？？」と思ってしまう声ですが、ドナルドがあの声なんだから同種族のデイジーだってこのクオリティーのはずなんですよね、本来😅

ちなみにデビュー当時は"デイジーダック"という名前ですらありませんでした。

このときの名前は"ドンナ・ダック"。

しかし1940年公開の『ドナルドのダンス狂（ドナルドのダンス大好き）』にて、短編映画２回目の登場で"デイジーダック"に改名。

・ドナルドの罪の償い

1945年公開の『ドナルドの罪の償い』で短編映画４回目の登場を果たし、このときから突然セクシーボイスに変わりました。

動画で言うと4:15あたりです。

扉越しに"Good Night💕"という声がドナルドボイスと違い、とても聞き取りやすいセクシーボイスになっています。

いったい何があったんでしょうか（笑）

でもこちらの方が個人的にはデイジーの仕草にしっくりきますし、何より聞き取りやすいのがとても良いと思います😀

現在に至る声優抜擢もこれがベースになっているのか、もうしゃがれたドナルドボイスに戻ることはなさそうです。

現在しか知らないと「なんでドナルドだけあんな声なの？同じアヒルなのにデイジーはあの声じゃないの？」なんて声をたまに聞きますが、

本来はデイジーもあのしゃがれ声だったこと、でもある時から突然セクシーボイスに声変わりしたっていう歴史があるだけです。

#2021年

#デイジーの声変わり

#声だけじゃなく改名もしてる

#ドンナダック