ファンとアンチの狭間で ~ VOL.16 リトル・マーメイド③
初版 2020/07/15 11:14
改訂 2023/06/03 04:17
*なんでこんなことを綴っているのかはこちらをご覧ください
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*ファンとアンチの狭間で ~ VOL.14 リトル・マーメイド①
*ファンとアンチの狭間で ~ VOL.15 リトル・マーメイド②
*ファンとアンチの狭間で ~ VOL.17 リトル・マーメイド④
*ファンとアンチの狭間で ~ VOL.18 リトル・マーメイド⑤
今回は前回の続きで、他の登場人物について思いの丈を綴っていきたいと思います。
●エリック王子●
アリエルの恋のお相手、人間の王子様です。
ディズニープリンスはロマンチストが多いのでしょうか。
彼もプリンスチャーミング(シンデレラ)、フィリップ王子(眠れる森の美女)と同様に”ビビビッ✨”とくる女性を追い求めています。
・ガチの海の男
王子様だからと言って誰かが操縦してる船にただ乗ってるだけではありません。
ちゃんと一介の水夫として作業もこなし知識も持っています。
ボンボン育ちでないことは、体つきからもわかると思います。
・懐のデカい男
話の終盤で、アリエルが人魚であることがバレます。
そこで取り乱しもせずドン引きもせず、海の底に連れ去られたアリエルを奪還するために自らも海に飛び込みアースラに挑みます。
大好きな人が異形の者だったのに、それでも変わらず愛を貫くってけっこうすごいことだと思うんですよね。
最終的にはちゃんと結婚もするし。
アリエルは人間の姿になりますが、義父をはじめ義理の家族は人魚のままだしねぇ。
今後のお付き合いを考えると一般人だってだいぶ躊躇する案件なのに、国を背負った王子がよく迷わず結婚したなと思います。
・王国史上最悪の国難を呼んだ男
そんな器の大きいエリック王子ですが、同時におそらく王国史上最悪の国難を呼んだ男でもあると思います。
作品冒頭の船のシーンで、こんな会話があります。
水夫1「力強い風と潮の流れ、トリトン王もきっとご機嫌がいいんでしょうな」
エリック「トリトン王?」
水夫2「人魚の国の支配者ですよ。船乗りなら誰でも知ってまさぁ」
執事「人魚だなんておとぎ話、エリック様は気にもなさらないさ」
水夫2「作り話じゃねぇ!本当だよ!!」
この会話からわかるように、あくまでも人魚は「船乗りたちの言い伝え」であり
実在はしないとされている存在でした。
現実世界と同じですね。
そういう設定だったはずが、エリック王子の船上結婚式に突如現れた異形の怪物。
そして異形の恋人。
からの怪物退治。
王子の結婚式の招待客って、諸外国の国賓だったり、自国の貴族だったりすると思うんですよね。
そんな人たちが「呪われた結婚式」に参加させられ、有り得ない事態が次から次へと起こって、自分たちの命も危険にさらされて…と考えると
私が近隣諸国の立場なら、二度とこの国と交流を持つ気にはならないなと💦
たとえ自国の貴族でも、国の行く末が不安過ぎてクーデター起こしかねないなと💦💦
眠れる森の美女でも王子様が異形の者(マレフィセント)と戦うシーンがありますが、あちらはマレフィセントの存在は元から国中に知られているので後だし感はありませんが
こちらはいきなり伝説の生き物が目の前に現れて、さらに対峙しなきゃいけない状況になっているのでとばっちり感がハンパないです。
しかもこれだけに留まらず『リトル・マーメイド2』では、今度は娘がアースラの妹「モルガナ」に誘拐されて国を巻き込んでの騒動になります。
さらに考えられる国難は「名産品の消失」です。
この国は海に面しているのでおそらくシーフードが名物であろうことは想像に難くありません。
しかしアリエルを娶ったことで、王宮の食事はもちろん国内でも大っぴらにシーフードを食べづらくなったのではないかと。。。
これは国の経済に大打撃を与える一因だと思います。
エリック王子がアリエルを拾った直後、城の召使いたちがこんな噂話をしています。
「ボロを纏って口も利けない。エリック王子の相手なら国中いくらでもいるのにねぇ…」
口さがないとは言え、これは『国民の本音』だと思います。
この国の災難はいつも海から、すべてアリエルが運んできていると言っても過言ではないのですから。
それにしても『法を犯してまで人間に会いに行き結婚した人魚』と『国や国民を顧みず己のロマンを追求して異形の者と結婚した人間』なので
割れ鍋に綴じ蓋っていうか、けっこう似た者同士のお似合い夫婦なんだと思います。
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【あとがき】
初めてちょっとだけあとがきを。
前回のアリエル篇から続いて、今作はだいぶこき下ろした内容になっていると思います。
でも『リトル・マーメイド』は好きなんですよ。
たぶんちっとも伝わってないと思うけど(笑)
人物デザインとかアイテムとかは狂おしいほど好きだけど、お話にはイマイチついていけない…
これこそ『ファンとアンチ~』の真骨頂とご承知おきください(´•᎑•`)
To be continued...
#2020年
#ファンとアンチの真骨頂
·*LUNA*·
学生時代にディズニーランドにある"クイーン・オブ・ハートのバンケットホール"でアルバイトをしていました。
それがきっかけで業務上必要に迫られ知識をためていったらディズニーが好きに。
ここには私が気に入って収集したディズニーアイテムを多数展示しています。
***祖父の遺品である切手のミュージアムを開設しました。
そちらもゆるゆる展示していきます。
https://muuseo.com/YMJ-StampRoom
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