78回目の日記 映画『モリコーネ 映画が恋した音楽家』
初版 2023/04/23 16:45
改訂 2023/04/23 16:57
表題の映画、「シネスイッチ銀座」での最終日の上映を観てきました。1月15日にニッポン放送でこの映画を紹介する番組を事前に聴いていたこともあり、映画音楽ファンとしては一刻も早く観たいとは思っていたのですが、この時期まで先延ばしになってしまったのは痛恨でした。というのも、この映画のパンフレットはぜひ欲しかったのですが、だいぶ前に品切れになってしまったということで、少しばかり憂鬱な気分で本編を鑑賞しました。
とても情報量の多い作品で、それ故、内容に関してはいずれじっくり語りたいと思いますので、ここではそれ以外について触れていきます。まず「シネスイッチ銀座」という映画館、地下1階と3階の2スクリーンの構成で、本作は3階での上映、ここはかつて「銀座文化2」という映画館で、80年代後半は「ヘラルドクラシックス』の上映館、それ以前はいわゆる「名画座」で、学生だと雑誌『ぴあ』などを持参すると1回300円で昔の名作を観ることができました。そんな経験があるものですから、その頃の佇まいの名残を追い求められるのかと淡い期待をしていたのですが、全くの別物のハコ、そう感じられました。
次に、大半がモリコーネや彼の関係者・その他の映画音楽作家へのインタビューから成り立っているこの映画をどんな人々が観客となっているのかにも興味はあったのですが、少なくとも私の観た回に20歳代はいなかったようです。私のような映画音楽マニアというよりも、いわゆる映画好きの方々が大方なのかな、と察せられる客層だったようです。
あと、本編に登場する面々ですが、さすがにジョン・ウィリアムズを知らない人はいないでしょうが、ハンス・ジマー、パット・メセニーくらいはわかっても、マイケル・ダナ、ニコラ・ピオヴァーニとなると映画音楽ファンでないと知らないのではないか、と思ってしまいましたね。もっとも、モリコーネと同時代の有名な映画音楽作家の多くはすでに鬼籍に入っており、かつイタリアの映画音楽業界事情にはアメリカ、フランスなどのそれに比して私自身疎いものですから、他の大半の登場した関係者の殆どを知らなかったのは、単に私の無知に依るものなのかも知れません。
そして、観終った後はまっすぐ帰宅したのですが、その帰路の最中はやや興奮状態でしたね。もちろん、映画の内容そのものに感動したのもあるのですが、そうなると何とかパンフレットも入手しよう、そしてDVDがリリースされたら、なるべく早く入手して少しずつ観直そう、その決意による高揚でした。
にもかかわらず、なんでパンフレットの画像がこの日記にあるのかというと、帰宅した当日にネットオークションでの出品を見つけ、さらに首尾よく落札できたからで、届いてからは、幾度となく本編出演者の確認をしてしまいました。
そんなこんなで、詳しくはこの映画の関連アイテムを展示・登録する際に語るとして、ここでは本編でも流れていたのですが、映画『死刑台のメロディ』の主題歌、ジョーン・バエズの『勝利への讃歌』の動画を掲げておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=etS0h5tkh5Q&t=123s
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