73回目の日記 『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』が、8月19日(金)より全国公開
初版 2022/07/29 07:37
改訂 2022/08/15 07:13
先日、表題のニュースが報じられました。シルべスター・スタローンが自らの監督・脚本・主演作である『ロッキー4/炎の友情』を42分の未公開映像を加えて再編集したもので、併せて、ポスターと予告編が解禁されました。
個人的な感想を言わせてもらえば、「少し複雑な心境」と言わざるを得ません。いわゆる『ロッキー』シリーズは計6作、スピンオフ作の『クリード』も含めれば計8作も製作されたわけですが、作品的には第1作が出来としては最良、という映画シリーズとしては有りがちなパターンで、第2作はともかくとして、第3作はかなり安直なストーリー展開だったので、この作品をもって3部作が完結するとの報があったときは、潮時としてはいいのでは、と思ったものでした。しかし、その舌の根も乾かない3年後に次回作が製作された、というのが『ロッキー4/炎の友情』だったわけで、大枠では第3作の内容をなぞったようなストーリー展開にはがっかりさせられたものでした。すなわち、この時期のスタローンは『ロッキー』と『ランボー』以外の出演作が興行的に成功せず、結局これらに頼らざるを得なかったわけで、要するに製作することに意義があり、ストーリーを掘り下げることを怠ったということだったのでしょう。
今回の『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』は、その反省を踏まえたうえでの再編集版である旨が報じられていますが、どうですかね。とにかく今年は、『サンダーバード55/GOGO』、スティーブン・スピルバーグ監督による『ウエストサイドストーリー』のリメイク、庵野秀明によるリブート作『シン・ウルトラマン』、トム・クルーズ主演『トップガン・マーヴェリック』など、過去の名作の関連作が目白押しです。それらとは異なり新作というわけではないですが、それでも身体がいうことを聴けば、劇場に出向きたいですね。
ということで、ここでは『ロッキー4/炎の友情』のサントラ盤CDのジャケット画像を掲げます。なお、本作の音楽はヴィンス・ディコーラが手掛けており、『ロッキー』シリーズ全6作品の中で唯一、ビル・コンティが担当していないのですが、その件についてはこの盤を展示・登録する機会があれば触れてみたいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=JVIURTEAzgQ
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woodstein
2022/07/30『ロッキー』の吹替と言えばこの人、羽佐間道夫氏の魂の一言入りの予告編も公開されました。
https://www.youtube.com/watch?v=I53O4IG5TXg&t=21s
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CRASH AND BURN 場外劇場
2022/08/12 - 編集済み正直「4」はシリーズでも悪い意味で浮いてしまってる作品なので
もっとアポロの死に重さがある展開になっていい意味で化けるといいですね。
元のバージョンも「トップガン」と並んで時代の空気の証人ではあるのですが。
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woodstein
2022/08/13 - 編集済みCRASH AND BURN 場外劇場さん、コメント有難うございます。「悪い意味で浮いてしまっている」というのは同感です。主要な登場人物を死なせることで物語を盛り上げる、というのはいかにも安直なアイデアで、それを3作目に引き続き行った、というのは、正直愚行でした。しかし、それを凌駕できているのかどうか、できれば確認してみたいです。あと、時代の空気の証人、というのは、やはり私の場合は音楽面で感じます。映画主題歌黄金期の80年代の一角をなす作品ですからね。
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CRASH AND BURN 場外劇場
2022/08/15友人の死に奮起して仇をるといってしまえばスポ根性定番ですが
アポロが死ぬにはあまりに安直な背景で…
3の後半は泣かせるキャラだったから4でのロッキーの怒りは当然ですが
ドラゴの掘り下げが無いので本当にタイトルバック通りの印象の試合でしたね。
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