レア物かも…？

Bill Evans の「Sunday At The Village Vanguard」と「Waltz For Dabby」という対になる初期の２枚はジャズをちょっと齧った方でしたら誰でも聴いたことがある名盤にして人気のアルバムでしょう。

私もちょっとだけジャズを齧っているのでもちろん持っていますが、どちらも自慢するような代物ではございませんでした。

いつかオリジナル盤を手に入れたいとは願いつつもとんでもない高額という高い壁に阻まれ長い間現実にはなっておりません。

（普通にビートルズのUKオリジナルの初期初期より数倍高いのでは？）

そんな中「Sunday At The Village Vanguard」のUSセカンドが手頃な値段（と言っても5万円弱）で目の前に飛び込んで来たので悩むこと３０分。

決心をして購入してしまいました。

早速試聴。

………？？？？？？？？？

うちのオーディオが悪いのか？

ピアノはジメッとし、ベースは控えめすぎて誰が弾いてるのかもわからないほど、ドラムは表情を無くしたリズムボックス的さい。

オーディオ・システムをブリティッシュ・サウンドに移行した呪いなのか！？

このアルバムはベースのラファロの追悼の意味もあるのではないのか！？

なぜラファロのベースが一番弱々しい！

（ジャズ詳しくない方へ→ベースのスコット・ラファロはこのライブの11日後に死去）

盤自体は綺麗なのになぜ…？

そんなショボイ録音なの…？

システムを変え新しめのカートリッジとアンプで聴いてもさほど変わらない…。

今まで憧れていたレコードはこんなものなのか…？

放心状態…。

１時間後売却決定！！

結果売値は1万円ほどでした。

散財です！

その元手を握りしめリベンジへ。

手に入れたのが今まで見た事も無かった↓これ。

日本盤ですが「Sunday At The Village Vanguard」「Waltz For Debby」の２枚組！

1966年リリース。

ペラジャケです。

日本の初盤もオリジナルと同様1961年にリリースされているのでセカンドプレス扱いなのか？

けど、Fontanaからのリリース？？

詳しい方なら当たり前なのかもしれませんが私は初めて拝見しました。

（私的にはレア物なのです）

本当はモノラルが欲しかったのですがとりあえず興味本位で購入。

早速試聴。

すっごくいいです。

音がキレイという事だけではなく、３人のプレイがイキイキと聴こえてきます。

音圧は軽めですが演奏のリアル感には圧倒されます。

買って正解！！

オリジナル・モノに感動する日はまだまだ遠そうです…。