バックロードホーン

お手頃価格で大きめのバックロードホーンをずっと探していたのですが、やっと手に入れることができました。

そもそもどうして今更ながらバックロードホーンかと言いますと、数ヶ月前に行った某ジャズ喫茶で、家のオーディオとはベースの響きが全然違うと思ってからです。

主観ですが、家のスピーカーから出るベース音はコーンの響きが直接鼓膜に届いているような感じがしていました。

一方ジャズ喫茶のベース音は部屋の空気全体が響いてる印象を持ちました。

スピーカー自体のグレードはもちろん、空間の広さやスピーカーとの距離もあると思いますが、どうにかして家でこのようなベース音が再現できればと思い考えたのが、最初から空気の振動を吐き出すバックロードホーンでした。

上手くいくかどうかわかりませんでしたが、いろいろ探してやっと入手しました。

VICTOR BA FFD-700という1975年頃のスピーカー のエンクロージャーのみ。

１２０リットル以上の容量でホーンも1.8メートルくらいあるようです。

古いですが、状態はまずまずでした。

（商品価格より送料がはるかに高かったですが…）

オリジナルは１６cmのウーハーと６cmのツィーターのシステムのようですが、これに今年初めに購入したJENSENの２０cmフルレンジとヴィンテージのツィーターをのっけようと思います。

ユニットをマウントするために口径を広げようと思いましたが、こちらはバッフルが外せない仕組みになっていたため、しょうがないので、そのまま切り取り、今使っているのもをバッフルごと移植することにしました。

元々のバッフルが厚さ２０mmの合板でしたので、２台切り取るのに１時間かかりました。

なんとかユニットをマウント。

いい感じです。

早速セッティング。

スペースの関係上横向きです。

（元々横向きも考慮に入れたシステムなようです）

視聴してみました。

まずはベースということで「Presents Charles Mingus / Charles Mingus」

続いて「Sunday At The Village Vanguard / Bill Evans」

……相当いいです！

思っていた以上にベース音が響きますが、耳に優しい感じです。

また、高音部分もスッキリ・ハッキリになり、１つ、２つ上の音になった感じがします。

楽器ごとの音の分離も良く心地いいです。

（今までも結構いいと思って聞いていたのですが…）

いやぁー、まだまだ改善することはたくさんあるんでしょうねぇ。

とりあえず満足ということで…。

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