Monodechenella macrocephala

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Monodechenellaは、Proetida(目)中では最も高額な種類の一つでした。見た目が派手という訳ではないので、単に産出が少なすぎるという事情もあったと思います。モロッコ産のDechenellaと比較すると別物と思えるくらい特徴が異なり、寧ろ同じ北米のオハイオ州、ミシガン州、カナダのオンタリオ州等で産出するPseudodechenellaに近縁と思われます。全体的にふっくらとしており、大きな頭鞍と背から尾部にかけて細い棘があったと思われる突起も確認できます。最大の特徴は、全身に細かい顆粒がある事だと思います。

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    tatsutoy

    2022/08/01 - 編集済み

    プロエタス寄りのDechenellaと言ったところでしょうか。それにしてもオンタリオ湖周辺の地域で採取される三葉虫は種類が多く興味深いです。バラエティーに富んでおり、掘れるものなら掘ってみたいです。

    この標本写真を見ていると、周囲に様々な化石の断片が散らばっており面白いですね。

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      Trilobites

      2022/08/01

      見た目もDechenellaとProetesの中間ですね。オンタリオ周辺の三葉虫、確かに種類は多いですが、数の少なさと高額ゆえ、コレクションするには、進捗が悪いです。

      そういえば、昔、兵庫時代の巣穴氏宅で、tatsutoyさんと同席したオフ会にて、T氏が70万以上した本種をサクッと購入されていて、衝撃を受けました。

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