Sphaerexochus latifrons

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スウェーデンのゴットランド島のスファエレクソクス・ラティフロンス (Sphaerexochus latifrons) です。

ゴットランド島の三葉虫は、カリメネ、エンクリヌルス、プロエトゥス以外の完全体の化石は極端に少なく、それ以外は部分化石での入手が基本です。本種スファエレクソクスは、日本のシルル紀の地層でも産出するなど、分布域の広い種ではありますが、どの地域であれ、頭部以外の化石が残る事は稀であるようです。

別個体と思われますが、頭部と尾部の本種を入手しておりましたので、同時に登録してみました。6番目の写真のように頭部と尾部を並べてみると、全体像が何となく浮かび上がるような気がします。

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  • 1. 魅惑の三葉虫 2019年03月24日 21:16
    Sphaerexochusの頭部や尾部は特徴的でシルル紀の三葉虫の代表種の一つですね。希少種ながら同じ形状なのが日本を始め世界のシルル紀産地で見ることができるのもいいですよね。gotlandの三葉虫は、Gotland全体の産出比率からいったら僅かなものなので、完全体は地味なのに高額になります。古典産地ということだけでなく、島としても魅力的で生涯のうちに一度は訪れてみたいと私も思っています。
    2. orm 2019年03月24日 22:51
    >魅惑の三葉虫さん
    色々な地域で産出する=当時の分布が広いのは、やはりシンプルな形状をしている事が理由なのでしょうか。確かに頭部や尾部は特徴的なのですが、全体としては尖った部分のないフォルムをしており、どの地域にも程々に適応し易かったのかもしれません。
    一度、Gotland訪れてみたいですよね。三葉虫産地であれば、他にNewfoundland、Emu bay、Burgess、Shropshireなど、この辺りは観光兼ねて行けそうで、特に行きたい産地です。
    3. hdo 2019年04月07日 23:45
    本当に不思議なことに、勝手に脳内が全身を補完してくれますね。模式図を印刷しても応用できそうです。ゴトランドの標本を私は所有していませんが、滑らかで艶があり良いですね。高価な三葉虫は部分化石でも良いので、腕足やサンゴとのマルチプレートなどがあればいつか入手して楽しみたいものです。
    4. trilo orm 2019年04月08日 22:25
    @hdoさん
    ゴトランド産は、部分化石であっても質感が良いので、結構満足感が高いですね。腕足やサンゴ、層孔虫との共産標本などですと、もうそれで一つの標本として完成していて、下手な完全体よりもよいかな、と思う事もありますね。是非おすすめしますよ。

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