1903 France フリジア帽のある切手

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パリ五輪とパラリンピックのマスコット「フリージュ」の由来の「フリジア帽子」。王政を廃した共和国フランスの独立の象徴であるマリアンヌとフリジア帽、五輪マスコットの紹介などは、ログ・ノートに書きました。

https://muuseo.com/tomonakaazu/diaries/16

これは「種をまく人」と呼ばれる普通切手で、その頃すでにフランスの貨幣になっていたモチーフが切手にもなった例です。この女人はマリアンヌだよ、と伝えるためにフリジア帽がちゃんと頭に乗っています。虫メガネで拡大しててっぺんの丸い形を見た時は、嬉しかったです☺️。

1903年にこの凹版切手が出た時は「朝日に照らされ、将来に芽吹く"たくさんの理想"を蒔くマリアンヌ」というコンセプトで、貨幣と同じく地平線と朝日が描かれました。1906年に凸版印刷の色違いや額面違いが出た時に、太陽がなくなったようです。(画像3以降)

貨幣と切手の原作は彫刻家のオスカル・ロティで、日本語でもウィキ記事があります。が、下のほうに出てくる切手の説明が間違っていまして、1921年となっている右側の切手が、1903年の最初のデザインです。(間違いはフランス語の記事に依っているようです)
https://tinyurl.com/42cr5h4u

追記)
画像7と8は、同じモチーフで1960年に発行された2色刷りの普通切手ですが、拡大してみると、フリジア帽ではない何か軍隊のヘルメットみたいなのが頭に乗っていました。なぜだろう?

発行国:フランス
発行時期:2 April 1903
切手タイトル:definitive / 普通切手
図案:"Marianne"
制作者:design: Oscar Roty

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