ガイシが沢山ある場所
初版 2024/08/30 19:25
改訂 2024/09/02 17:43
ロンドン中心部にある科学博物館(Science Museum)は楽しい場所ですが、たまにしか行きません。入り口の長蛇の列を見るとひるむので、それを避けるのに郊外の自宅を早朝に出て地下鉄に乗る、計画が必要で、、。
ともかくも。
初期飛行機のプロトタイプや模型がずらずらある階は以前にログ「飛ばなかった飛行機模型を見に行った」で紹介し、今回はガイシです。
「通信の歴史」の階では、いろいろなタイプのガイシが一気に視界に入りました。鉄製の枠組みや謎な装置の周りに、絶縁体として沢山使われたガイシたち。縦向き、横向き、サイズや形もいろいろ。
昔のBBC(NHKのイギリス版)のラジオ送信機が保存されている一角でした。1922年にラジオ放送が始まった時、設備はこんな「部屋」だったのですね。当時はロンドン内にしか放送が届かなかった、と解説にあります。
それにしても、たくさんの可愛いガイシたち♡。丸いガラスの管や下方の小さな電球は、使用中には光っていたと思われます。
卓上に近い小さな磁器のは、持っているちびガイシと似ている、、?などと思いつつ、ガラス越しに楽しく眺める。あぁ、早起きしてよかった〜、と思いながらさらに進むと、次はどどーん!と通信架線の電柱が。1951年のインドの切手で紹介したのと同じ、2本柱と横桟の構成です。上には、近所で拾ったの(参照:ログ日記「ガイシを拾った日」)と似た、おなじみのガイシが、たくさん♡
隣には、作業中の架線技術者の写真もありました。一緒に展示された作業用の道具が何なのかは、不明。
さらに謎なホーロー看板もあり、読むと「通信架線に石を投げる人は告訴される」と書かれた警告の看板でした。
湾曲した形から、これが電柱に取り付けれていたことが分かります。ということは、架線に石を投げて壊す輩がいたわけですね。さらにこのホーロー板にある穴は、銃で撃った跡では?と家人がコメントしまして。つまり架線破壊者は子供ではなく、大人だったのか?
ソ連の1939年の切手で、ピオネール団の少年が子供を叱っていた場面は、世界中であった事かもしれません。でも、なぜー??
https://muuseo.com/tomonakaazu/items/550?theme_id=41958
謎が謎を呼ぶ、サイエンス博物館での展示品でした。
tomonakaazu
ほぼ四半世紀になる切手コレクターです。切手ブログ『 wellcentred 』を2009年より綴っています。
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紙の模型やジオラマを作ったり集めて修復する、はかない紙もの愛好家(Ephemerist)でもあります。
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職業は家具やプロダクトなど立体系のデザイナーで、紙模型好きが高じて名作家具と室内のジオラマをキット化しました。
www.onetosixteen.com
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fanta
2024/09/01 - 編集済み丸いガラス管の並んでる写真…
思わず“イカ釣り漁船”で並ぶ電球💡を浮かべちゃいましたが→想像力がのぉ~~😂
たくさん並んだガイシを見ると、
わぁーと目を見張っちゃいますね😊
これまで、まるで視界に入ってこなかったガイシ…
今ではガイシと言えばtomoさんでっす😁
そっちか⁉︎
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tomonakaazu
2024/09/02 - 編集済み>>ガイシと言えばtomoさん
えぇぇ、そんなぁ。照れるな〜〜😆
あ、そうじゃなくて、マニアックすぎて他に思い浮かぶ人がいないだけですね🤣
ガイシ認識啓蒙家を自認する身として、嬉しいかぎりです。きっとfantaさんも、もうガイシを見逃せなくなる、、、のか?
8人がいいね!と言っています。
fanta
2024/09/02そう、
tomoさんのガイシ→オンリーワン😆
あ、マニアックと言ってるようなもの?
いえいえ、最大の褒め言葉でありますよぉ~♪
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tomonakaazu
2024/09/02🥹
6人がいいね!と言っています。
T. S
2024/09/02 - 編集済み穴あき看板ですが、戦災モノということは無いでしょうか? 機銃掃射のあと、とか?
7人がいいね!と言っています。
tomonakaazu
2024/09/02あぁ、ドイツからイギリスに飛んできた爆撃機ですね。それは、可能性あるのかも。その場合は、攻撃は夜が多かったようだから、狙っていなくて偶然の穴あきでしょうか?この跡を残す掃射の密度を想像するとゾッとしますね、。😣
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