- tatsutoy Museum
- 2F Ordovician period
- Anataphrus vigilans
Anataphrus vigilans
アメリカ中西部、Upper Mississippi Valley域とよばれる、ミネソタ州、アイオワ州、ウィスコンシン州には古生代地層が広がります。その中でオルドビス紀のMaquoketa層がミネソタ州とアイオワ州境にあります。イソテルスと並びこのAnataphrusが多く、次いでカリメネやセラウルス、中には珍種もいます。ただ、採取機会が限られ、かつ、完全体標本があまり出ないので、マニアックな産地です。
なお、Anataphrusは何度か種名が変わっています。面白い事に、見つかる化石は丸まった防御姿勢が多く、伸びた状態で見つかるオクラホマ州のホモテルスとは対照的です。
Trilobites
2021/11/24 - 編集済み飛び出た眼がカエルみたいで、三葉虫界の癒し系ですね。きれいに丸まっていていますが、身を守る手段のまま化石化したのは、埋もれた瞬間に猶予があったのか、普段から丸まって泥の中で休んでいたのかなんでしょうね。
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tatsutoy
2021/11/25どんな環境下で化石になったのでしょうね。同じ地層で採取される他の三葉虫が必ずしも防御姿勢を取っているとは限らないですし、不思議ですね。休憩していた、という考え方は面白いです。
参考:Maquoketa層で採れる他の三葉虫標本一覧
http://midwestpaleo.com/photo_gallery/maquoketaformation/index.html
Trilobitesさんが収蔵されている、同じ地層のThaleops ovataはもの凄いクオリティーですね。羨ましいです。
https://muuseo.com/trilobites/items/146
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