2024.06.06 Cory Wong @豊洲Pit

初版 2024/09/29 23:12

今年はベテラン勢(失礼!)のライブばかりが続いてましたが、今をときめく若手アーティストも観ておかないと…ということでCory Wongです。新世代ギターヒーローとして注目されつつある人だと思ってたのですが、来日が発表されるや恵比寿ガーデンホール公演のチケットは即完売!久々に抽選で外れてチケットが入手できないという事態を味わいました。そんなに人気あるのか!と驚かされましたが、追加公演のチケットは無事に確保できました。当日、会場の豊洲Pitに辿り着いてみると当たり前ですが客層がすごーく若い!今時の若者はこういう音楽が好きなのか!という新鮮な驚きでした。過去にフジロックに出てたのは知ってたのですが、その後、日本のVaundyの曲にも参加したりしてて日本でも知名度が上がっているそうです。

オールスタンディングでしたが、けっこうステージ近くのいい位置で観ることができました。総勢9人編成のバンドでの演奏。向かって左からドラム、キーボード、ホーン隊、ベースが半円状に陣取り、中央を自由自在にCoryが動き回りながらギターを弾く。そのCoryのカッティングは予想以上にキレッキレで超カッコイイ!!聴いてると自然に身体が動いてしまうファンキーな曲の数々は本当に気持ちよく、こりゃ人気出て当然だよな、と改めて思わされました。そしてこの人、顔でギター弾きますね。ドヤ顔と笑顔が印象的。Eddie Van Halenもそうだったけど、やっぱり笑顔で楽しそうにギター弾く人って観客も自然と楽しくなっちゃうと思います。本当にお客さんがみんな笑顔で踊ってて最高でした!

途中、ゲストとしてReiとまさかのトモ藤田が登場するサプライズもあり、後者の登場にはおっさんギター小僧としては興奮してしまいました。で、よく見るとトモさん「ぼっち・ざ・ろっく!」のTシャツ着てるし…。

Coryのギタープレイはファンキーなカッティングに注目が集まりがちですが、本編最後に演奏された「Meditation」では美しいトーンと長尺の泣きのソロを披露してくれました。こういう歌うギターも凄く上手い!!そしてCoryばかりでなくバンドメンバー全員が凄腕(ホーン隊にはあのPrinceと演奏していたメンバーもいます)なので、個々人のソロタイムなど見せ場もありつつ、やっぱりバンド全体での演奏がタイトだからこそ会場を躍らせるほどのあのグルーヴが生まれるんですよね。Coryは他にもVulfpeckやFearless Flyersといったバンドでも活動しているので、いつかそれらも観てみたいものです。

まだまだ若い人なのでこれから何度も観るチャンスはあるはず。楽しみです!

Cory Wong
2024年6月6日(木)
豊洲Pit

Musicians:
Cory Wong (Guitar)
Peter Janjic (Drums)
Kevin Gastonguay (Keyboards)
Yohannes Tona (Bass)
Jay Webb (Trumpet)
Michael Nelson (Tronbone)
Kenni Holmen (Saxophone)
Eddie Barbash (Saxophone)
Dan White (Baritone Sax)

Setlist:
1. Opener
2. Flyers Direct [Fearless Flyers song]
3. Welcome 2 Minneapolis
4. Massive
5. Bluebird (with special guest: Rei)
6. Flamingo
7. Sidestep
8. Stomping Grounds [Béla Fleck and the Flecktones cover]
9. Gumshu (with special guest: Tomo Fujita)
10. Direct Flyte
11. 305
12. Meditation
-Encore-
13. Assasin [Fearless Flyers song]
14. Dean Town [Vulfpeck song]

さんじのちち。ロックマおたくなサラリーマン。にわかラグビーファン脱皮中。

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