2023.11.04 THE WORLD TOUR (Part 1: Mötley Crüe)
初版 2024/02/19 22:01
この2組によるダブルヘッドライナーなんてまさに僕らの世代を狙い撃ちする「おっさんホイホイ祭」以外の何物でもないですが…見事にそのホイホイに捕まってしまいました!会場が新しくできたKアリーナだったのも楽しみの一つ。みなとみらいには何度も来てますが、いつの間にあんな巨大なものが!?というインパクトのある会場です。
会場外のグッズ売場はすでに長蛇の列でしたが、両バンドのロゴがそこかしこに掲げられていて本当にお祭り気分を盛り上げてくれます。
会場内も「デカっ!」というのが第一印象。運良く1階席が取れたので実際ステージもよく見えたのですが、おそらくどの席からでもよく見えそうで音響もとても良かったです。
開演前にオープニングアクトとして伊藤正則さんが30分ほどのDJタイムでMotörhead、Metallica、Ozzy、Skid Row、Ghost、Led Zeppelin、Cheap Trickをかけて会場を盛り上げてくれました。曰く「武道館をデカくしたような会場」「お客さんが降ってくるみたいに見える」とのことでした。
ダブルヘッドライナーということで日によって出演順が異なっていたようですが、この日はMötley Crüeが先攻。ほぼ定刻通りにニュース映像をコラージュしたようなイントロ映像に続いて「Wild Side」でスタート。病気などを理由にツアーから引退したMick Marsに代わって新たにJohn 5を迎えてのパフォーマンスがどうなるかも気になっていたのですが、初っ端からいきなりテクニカルなソロを弾いて存在感をアピールしていました。このバンドにとっては上手すぎるギタリストでありながら(ギターソロ凄かったし三味線まで弾いてた!)他の曲では決して弾きすぎたりすることもなく、全般的に原曲へのリスペクトがこもった演奏だったと思います。ただやっぱりどうしても原曲のノリと違う部分は出てしまうのは違う人が弾いてるんだから仕方ないですね。
Nikki Sixxがでっかい日の丸を振り回しながらファンへの感謝のメッセージを叫び、女性ファンをステージに上げてセルフィー撮ってあげたり、みんなが望んでくれればまだあと10年やる!なんてMCを披露するなど大人なファンサービスをしていたのに対して、Tommy Leeはドラムキットから降りてきてステージ前方に来るなり(日本語で)「ヤバあああぁぁい!!ぃヤバああああぁぁい!!」を連発してて相変わらずのおバカキャラ全開だったのも最高!(でもちゃんと日本愛、特に趣味の盆栽愛も語りまくってました)
Mick Marsとの訴訟やらVinceの声が出ないだのNikkiは実はベースを弾いてないだの…と相変わらずゴシップネタが騒がしいのも彼ららしいけど、敢えて期待を下げておく作戦なのかも!?そりゃあVinceはビジュアルも声も昔とは比べものにならないし、Tommy Leeのドラムキットもついに回転しなくなっちゃったけど、それでも期待を裏切るものでは決してなく、「Shout! Shout!」「Girls! Girls! Girls!」「Woh! Yeah!」を全力で叫べて楽しすぎたし、映像も照明もド派手、2人の女性ダンサー兼コーラスはセクシーでカッコイイ!という極上のエンターテイメントでした。
そんなこんなで楽しさあふれるMötley Crüeのステージが終了(去り際に「Def Leppardも楽しんで!」みたいなことまで言ってた)。暫しの休憩をはさんで後攻のLepsを待ちます。
THE WORLD TOUR (Mötley Crüe)
2023年11月4日(土)
Kアリーナ横浜
Setlist:
1. Intro
2. Wild Side
3. Shout At The Devil
4. Too Fast For Love
5. Don't Go Away Mad (Just Go Away)
6. Live Wire
7. Looks That Kill
8. The Dirt (Est. 1981)
9. Guitar Solo
10. Medley: Rock And Roll, Part2 / Smokin' In The Boys Room / Helter Skelter /
Anarchy In The U.K. / Blitzkrieg Bop / Fight For Your Right
11. Home Sweet Home
12. Dr. Feelgood
13. Same Ol' Situation (S.O.S.)
14. Girls, Girls, Girls
15. Primal Scream
16. Kickstart My Heart