先月の新車から一台(ホンダ シビック TYPE R)

初版 2023/01/14 00:01

改訂 2023/01/14 00:01

・78-12 ホンダ シビック TYPE R

2022年12月17日

[ちょこっと実車解説]

シビック TYPE Rはホンダのスポーツカーブランド「TYPE R」の第3作目として登場したシビックベースのスポーツカー。

時代によってセダン、ファストバック、ハッチバックと姿を変えてきました。

今回モデル化されたのはTYPE Rが30周年を迎えた2022年に登場した、6代目にあたるFL5型です。

それではそんなシビックTYPE Rの通常品と初回特別仕様をご紹介。

・78-12 ホンダ シビック TYPE R (通常品)

元ネタとなっているボディカラーは「チャンピオンシップホワイト」。

ヘッドライトがクリアパーツになっていたりと、造形等のディティールは申し分の無い出来になっています。

3本出しのマフラーは印刷で再現されていて少しチープな印象を受けますが、無いよりも良いでしょう。

そして、なんと言っても今回は内装にも凝っていて、黒い部分と赤いシート部分が別のパーツとして分けられています。これは一部のトミカプレミアムにも使用されていた技法で、如何に気合が入っていたのかが分かります。

ただ、フロントグリルの塗装には少し違和感があり、実車は下の部分まで黒いのに対し、トミカでは中途半端に黒く塗られています。因みに、試作品の段階では上手く下まで塗られていたようで、この点はかなり残念だと思います。

しかし、全体的に見るとやはり出来は良いです。人気車種でもありますので、今後のバリエーション展開にかなり期待できます。

・78-12 ホンダ シビック TYPE R (初回特別仕様)

再現されているのはシビック TYPE Rのテストカー。

この如何にも目立つカラーリングはカモフラージュの為のラッピングです。

「いやいや、ここまで目立っていたらカモフラージュとして成り立っていないんじゃないか?」と言われる方もいるかも知れませんが、それもその筈、テストカーのラッピングはボディライン等を目立たなくするという用途以外にも宣伝や、ショーに出展するという広告塔としても役に立つのです。

その証拠に、このシビックTYPE Rのカモフラージュのカラーは赤と黒を基調に、歴代シビックTYPE Rのシルエットが散りばめられ、エンブレム部には「R」の文字が刻まれてあるなど、どこからどうみてもシビックTYPE Rである事が伺えるようになっています。

さて、今回のトミカではそんなラッピングを近年から使用されている新たな印刷技術で再現しています。質感は少しザラザラとしており、ラッピングの模様、そしてその印刷をウイング等にも適応させるなど、かなり精度の高い技術だと思われます。

また、その印刷の影響なのか、テールランプの印刷も同じ質感になっています。

個人的に今回のシビックは「初回特別仕様の新たな可能性を見出した一台」だと思いました。

今後もこの印刷技術を応用したトミカの登場に期待が膨らみます。

次回はホンダ ステップワゴンを紹介させて頂く予定です。お楽しみに。

ただのトミカ好き。
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