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死国オリジナル・サウンドトラック
『死国』
1999年1月23日公開
原作:坂東眞砂子
監督:長崎俊一
脚本:万田邦実、仙頭武則
音楽:門倉聡
坂東眞砂子の小説『死国』を映画化。
米良美一の歌う主題歌「僕は雨となり星となる」はこのサントラにしか収録されていない。
-このサントラのここを聴いて欲しい!サントラ解説-
1曲目「Childfood」冒頭の暖かみのあるアコースティックギターの響きと美しいメロディに導かれて、ストリングスが四国の美しい情景を物悲しく彩っていく。この時点で、このサウンドトラックが単なる映画音楽の記録盤としてではなく、一つの音楽作品として完成させようとしていることがわかる。
3曲目の「Agitato」では、力強いベースのメロディの上を日本的な情緒をたたえた笛の音が響き、そこから美しく幻想的なピアノのメロディが流れていく。そしてパーカッションと鈴の響きが民族音楽的な彩を添える。ニューエイジ系サウンドとしても非常に優れた楽曲。癒されるなあ。
8曲目の「Cure」で再びアコースティックギターとピアノの美しいメロディが流れるが、これが本当にホラー映画のサウンドトラックなのかと疑うほどの完成度の高いヒーリング系ミュージックとなっている。これを聴くためだけでもこのサントラを手に入れる価値アリ。
音楽を手がけた門倉聡はアニメ『魔神英雄伝ワタル』や、映画『機動戦士ガンダムF91』、TVゲーム『メタルマックス』シリーズを手がけている作曲家。J-POPではWinkの楽曲の編曲者としても知られている。
https://youtu.be/Lb2gnOkyfR0?si=6YXT1578JR8ylTyG