浦臼神社のカタクリ

初版 2022/09/28 11:17

改訂 2022/12/30 22:37

ゴールデンウィークの後半の5月4日に浦臼神社のカタクリを見に行きました。浦臼(ウラウス)とはアイヌ語で「ウライ・ウシ・ナイ」(網を干すところの川)、あるいは「ウラシ」(笹の多いところ)に由来するという説もあるようです。

札幌から60キロほどのところにある浦臼町。この神社境内に美しいカタクリの花が咲くことで有名です。カタクリは昔はどこでも見られた花のようですが、今はとても希少になって花の群生を見られるところは全国でも数えるほどです。

神社内には林の中に紫と青い花が入り混じって咲いています。

こちらがエゾエンゴサク、青い小さな美しい花です。

エゾエンゴサクの花ですが、花の形状が独特ですね。

こちらはカタクリの花。エゾエンゴサクより大き目の花です。

花は下を向いていますが、これは受粉を効率よくさせるカタクリの戦術だそうです。カタクリは花を咲かせるまで8年程掛かるようで、その間一枚の葉だけで光合成を行い、球根に栄養を蓄えるそうです。

カタクリの作戦です。ハチは落ちない状態で蜜を吸うために、花芯にしっかりとしがみ付く、そのために足にしっかり花粉が付いて受粉しやくなるようです。

境内には野鳥も多く家内は撮影に余念がありませんでした(笑)。

静かで厳かな雰囲気が漂う美しい神社でした。

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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