お色直し完成! 軍配蒔絵重箱
初版 2022/07/12 14:43
改訂 2024/04/04 06:28
18世紀(宝暦~寛政あたり?)の作と思われる蒔絵重の修理が終わりました。修理完成まで1年ほど待ちました。とても長かったです。家内には「ガラクタ」呼ばわりされますが、立派な作品だと私は思っています(価値の分からない人と話すのは辛いです)。七寸半ほどの四段重です。
全面に団扇、軍配などを配して、その中に草や葉などを散りばめています。
重蓋の絵柄です。「すやり霞」のような金地模様が捲かれています。
団扇の中に竹林に立つキジが描かれています。竹の葉、キジの尾などはとてもシャープに描かれています。
四面すべて絵柄が違います。黒と金の軍配をバランスよく配しています。
単調にならないように模様にも工夫があります。
葉の虫食いまで細かく描写しています。
団扇の大きさ、方向なども変化を持たせており、図案構成の工夫が見られます。
古典的な蒔絵ですが、とても丁寧に描かかれています。
竹の上部は動物の顔のようになっています。蜘蛛の巣などもあって蒔絵にも変化がありますね。
一段目が浅く、二三段目は同じ高さ、最下段は一番高さがあります。実際にお重は高さが違う方が使いやすいです。
古そうな共箱ですが、さほど立派なものではありません。箱書はなしです。
早速上二段を職場での弁当用に使いました。中身が貧弱なので公開できません(笑)。
#入手
#蒔絵
#漆器
利右衛門
2022/07/12 - 編集済みうわぁ………これはうっとりと溜息出ちゃうやつなのです。
美しい〜以外の言葉が見つかりませんね✨✨
まあそれにしても…お弁当箱になっちゃうとは!(笑)
お昼からゴージャスですね!👍🎵
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グリーン参る
2022/07/12利右衛門さん
なにか美味しい物を食べたような気分になるのが嬉しいです。錯覚なんですけど。
昼は弁当のことが多いので、食器で午後の気分を上げるようにしています。
それだけなんです(汗)。
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