「緊張の夏~日本の夏」 黄漆百合蒔絵菓子椀
初版 2022/07/10 09:50
改訂 2024/12/01 18:32
札幌も毎日暑くて暑さに弱い私は辟易としています。小樽でマンボウが捕れるとは、もう北海道は北国ではないのでしょうか。我が家はクーラーも付けていませんし、暑さに耐えられるのか「緊張の夏」です。
さて気分だけでも涼しくしようと、納戸から夏の菓子椀を出してきました。黄漆百合蒔絵菓子椀です。黄漆の漆器は江戸後期に流行りました。恐らくこの菓子椀も嘉永、弘化前後のものではないかと推測します。
五客しかありませんが、製作から時代が下がって黄漆が透けて良い感じになっています。共箱はありません。
身と蓋には百合の蒔絵が描かれています。多少木地が痩せてきて、わずかに蓋に隙間が出来ています。
見る方向を変えると多少印象も異なります。
身と蓋の蒔絵が連続するように描かれています。
蓋の部分も糸輪の内と外は絵柄が連続しています。
蓋はそれぞれ微妙に絵が違っています。
花弁の中の赤漆が変化を付けています。
蓋の裏に百合の金蒔絵が施されます。
拡大してみるとこんな感じですが、実に上手い仕上がりです。
身の中はシンプルな黄漆そのままの塗りです。
しかし、我が家ではさほど凝った料理は出来ないので、結局「伊豆河童」のフルーツあんみつを買って盛り付けるくらいかもしれません。胡麻豆腐(色の相性からは黒胡麻かなぁ)なども冷やせば美味しいかも。ちょっとだけ楽しみになってきました😁
#お手入れ
#コレクションログ
fanta
2022/07/13 - 編集済み蒔絵…となったところでもはや工芸品ですね👏
日常使いにこれらがあるグリーン参るさんって。。。😲
ある番組で、戦国時代…
宣教師の手によってスペインに運ばれた、蒔絵の道具箱(それなり大きい)を紹介してました。さすが見事な工芸品で、日本人であることを誇らしく思うほど。
教会にいくつも保存され、実用として今でも使われているとか。
けれど見るからに修復が要るような状態で、もったいなく感じました。
蒔絵でふと、そんな映像を浮かべてしまいました。
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グリーン参る
2022/07/13fantaさん
デパートである程度のお椀を買おうとすると一客1万円はします。でも骨董で根気よく探せば、状態の良い蒔絵椀が十客2万円くらいで買えることがあります。敷居は高くありません(^-^)
良いお椀は手に持った瞬間からしっくりきます。蓋を開ければさらに喜びが広がります。\(^-^)/
テレビでご覧になったのは南蛮漆器ですね。螺鈿がふんだんに使われた大きな櫃で、中に電子ジャーのようなアルファベットが書かれたりしているものではなかったでしょうか。
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fanta
2022/07/14 - 編集済み確かに、、
そんな漆器の黒塗りに螺鈿の美しさ…だった気がします。
中の状態までは覚えていないのですが、
教会で使う聖具入れになってるとのことでした。
大きな櫃、、あの形状は何て呼ぶんでしょうね。例えていうと海賊のお宝箱みたいな😁
でも日本ではあぁいう形の見かけないような気が。
でもグリーン参るさん、よくご存じです😌
骨董市ですか~~のぞいたことなかったですワ💧
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グリーン参る
2022/07/14おそらくこんな感じの櫃だったのでは?
骨董市に行かなくてもヤフオクで十分良いものが手に入ります🎵
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fanta
2022/07/14えぇ?!👀
いや~コレですね、まさに形が(笑)👏😄
ヤフオクで…そうですか、、
とてもコンパクトだったら欲しいような気がしてきちゃいました♪
螺鈿細工はいつまでも美しいですね~
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グリーン参る
2022/07/14ごめんなさい。ヤフオクではこうした螺鈿の櫃は買えません。ヤフオクと申し上げたのはお椀の方です。
紛らわしい言い方をして申し訳ありません。
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fanta
2022/07/15 - 編集済みいえいえ、了解しました~😁👌
私も間違えちゃってすみません💧
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