ドゥオモすいません (by林家三平) ~サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

初版 2023/10/29 21:20

改訂 2024/09/06 00:01

1296年着工のフィレンツェの人々の誇り、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(通称ドゥオモ)です。ドゥオモの回りを最初に歩いたのが夜だったので、夜景からご紹介します。

ブレネレスキの設計で1461年にクーポラは完成しました。ホテルがあるのがクーポラの裏側(距離30メートルくらい)でした。本当に美しいドーム屋根です。

人が近くに立つとこの聖堂の本当の大きさが実感できます。

ちなみにこれはホテルの窓から撮影した写真です。本当に目と鼻の先です。

19世紀に完成した大聖堂のファサード。

1860年当時のまだ何の飾りもないファサード。ドゥオモとサンジョバンニ礼拝堂に挟まれ、やたらと地味です(笑)。

聖堂のファサードは緑とレンガ色と白の組み合わせが美しいです。

夜もとてもたくさんの人々がドゥオモ広場に集まっています。

右はジョットの塔。

広場は歌声が溢れ、みな楽しそうでした。

昼間見るとカラーリングはかなり「派手」です。

聖堂横のジョッドの塔に並ぶ人々。

こちらは大聖堂に入場する人の列。無料ですのでかなりの長い行列。聖堂に入るのに時間がかかります。この日は風も強く小雨が降っていました。

列が進んでようやくファサードが見えてきました。

並んでから40分ほどでようやく大聖堂内に入場出来ました。

奥行き150メートルの巨大な聖堂ですから、キリストの磔刑像ははるか彼方です。

入場して振り返ると、パオロ・ウッチェロ作『24時間文字盤装飾時計』。聖堂のファサードの裏側になりますが、時計を飾っているのは珍しいですね。

アンドレア・デル・カスターニョ作 『ニコロ・ダ・トレンティーノ騎馬像』

パオロ・ウッチェロ作 『ジョン・ホーグウッド騎馬像』

ベネディット・ダ・マイアーノ作 『十字架像』

奥に進みます。

ジョルジォ・ヴァサーリ作 フレスコ画『最後の審判』。壮大で美しい天井画です。高さ90メートル直径40メートル以上のクーポラですから、製作の困難さが伺い知れます。

絵柄は下からはほとんど肉眼では分からないのですが、美しい色合いが万華鏡のように輝いて見えます。

聖堂内もやはり工事されていました。このクレーンも高さ30メートル以上なので、聖堂のスケールが分かります。

こんな大聖堂が地元にあれば私も誇りに思います。

ホテルの部屋の窓から青白く光るドゥオモが見えます。700年以上この地を見守ってきた正に守護聖人ですね。

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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    リリアソー

    2023/10/29 - 編集済み

    夜景も昼間も内部も、どれも荘厳な雰囲気ですね✨🏰🌃

    ホテルの窓から目と鼻の先というのがまたなんとも🤤👍️

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      グリーン参る

      2023/10/30

      旧市街の中心にあり、ドゥオモにほど近いホテルを半年かけて調査し宿を決めました。だいぶ奮発しましたけれど、その甲斐はありました(笑)。

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    Jason1208

    2023/10/29 - 編集済み

    自分も随分前にフィレンツェのドゥオモ見に行きました。^^;
    魚眼レンズで正面から。

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      グリーン参る

      2023/10/30

      Jason1208さん、
      素敵な画像ありがとうございます。素晴らしいファサードの写真ですね。壁の彫刻も見事です。
      大聖堂完成からファサードが出来るまで400年以上掛かったというのもスケールのデカいお話しです。

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