ナラの春日野(by 吉永小百合)~ ナラ(楢)製チェスト
初版 2023/08/24 18:25
改訂 2023/08/26 13:00
「奈良の春日野 青芝に 腰をおろせば鹿のフン フンフンフーン 黒豆や」懐かしい吉永小百合の名曲です。
別にこの歌に触発された訳ではありませんが、ナラ製のチェストを注文しました。
今回の注文先は「大根足チェスト」とは違う工房さんです。一段目が小物類を入れる浅い抽斗、二段目、三段目は衣料をたっぷり入れられる深めのものになっています。もともとここの工房さんのオリジナルのこのチェストはブラックウォールナット製なのですが、無理を言ってナラ製にしてもらいました。尚、写真はすべて工房の方に撮ってもらったものです。
これがオリジナルのウォールナットのチェスト。木目はキレイなのですが、我が家は壁の漆喰以外は柱、梁ともに焦げ茶の塗装ですので、ウォールナットではやや重たい印象になってしまいます。
そこで明るいオイル塗装で仕上げた楢材でお願いしました。楢は私のお気に入りの樹種であり、出来上がりはイメージ通りでした😄。
抽斗を開けてみます。
抽斗は桐製ですが、桐はやっぱり軽くて良いです。一段目の前板はなぐりの仕上げになっています。釿(ちょうな)で木の表面をハツリ取る名栗(なぐり)加工をしたもので、一般的に「ハツリ」とも呼ばれます。
一般的な「ハツリ」の拡大はこんな感じ。栗材の床などでよく見られます。
オリジナルのウォールナットの「ハツリ」はこんな風。
枠は木組みでこの部分のクギ、ネジはありません。日本の家具は美しいです。
大根足チェストと違い四本足で立たず、板で足の間をつないで荷重を分散しています。下にフェルトを張って移動をなめらかに。また傷もつきません。
前板の上を削り、指の掛かりを良くしています。
きれいな木目の道産材を使って頂き、機能的でビューテホーなチェストが手に入りました。一人ゴチています(笑)。
1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。
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うえだかずや
2023/08/24 - 編集済みこの曲初めて知ったのは!当時の番組ビートたけしのスーパージョッキです。なんちゅう曲だと思った
10人がいいね!と言っています。
グリーン参る
2023/08/25確かに凄い曲ですよね。吉永さんもよくこの仕事受けたなぁと思います。「ひょうきん族」で取り上げられたこともありました。
8人がいいね!と言っています。
グリーン参る
2023/08/26https://youtu.be/qE7MXU2QFUk?si=GTr3Uk_XYXIOAnau
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利右衛門
2023/08/25 - 編集済みチェストの足回りが素敵✨床に優しい構造ですね!
6人がいいね!と言っています。
グリーン参る
2023/08/25この足周りは工房さんのオリジナルで、利右衛門さんおっしゃる通りフローリングなどの床に優しいデザインだと思います。抽斗もなめらかに出し入れ出来て、工房さんの腕が良いのが分かるチェストですね☀️。
7人がいいね!と言っています。