申します申します~札幌電話交換局(重要文化財)

初版 2023/08/20 15:30

改訂 2024/02/07 12:00

明治村2丁目にやって参りました。

明治31年に建てられた石造りの「札幌電話交換局」です。高価で貴重な交換機を火災から守るため、札幌軟石を使っています。残念ながら写真では一部建物の左が欠けています。私の撮影が下手で申し訳ありません。

明治31年当時の大通西に建つ電話交換局。周りに建物が全くありません。寂しい…。

下記HPより転載~この建物は昭和37年(1962)にお役御免となり解体撤去され、解体後の軟石は「ブタ小屋」に転用される運命であったものを、当時愛知県の犬山市に建設中であった「明治村」に、この所有者から寄贈という形で昭和40年(1965)に移転展示され、危うくブタ小屋になるところを逃れました。もしブタ小屋になっていたら、現存していなかったでしょう。明治村の出入り口近くにある赤みをおびた外壁の胴体の花模様・浮き彫り、そして窓飾りなど、当時の石工達の修練された技術を見ることができます。

札幌軟石物語 (ishiyama-net.jp)

札幌軟石物語

http://ishiyama-net.jp/rekishi-meisho/nanseki-monogatari/nanseki-top.html

実は札幌には同時代に作られた札幌軟石の建物があります。それが上の「日本キリスト教団札幌教会」。こちらは明治37年の竣工です。

さてこの札幌電話交換局、中には日本の電話歴史に関する資料がたくさん展示されています。

明治29年頃の電話器。人の顔っぽいユニークなスタイルです。

明治30年の電話。多少スマートなデザインになっています。

大正5年の電話。

明治末の6回線電話交換器。

大正初期の電話交換風景。写真では交換手は女性ばかりですが、当初は男性交換手(!)も居たそうです。しかし「応対が雑、言葉遣いが乱暴、高圧的」などの評判がたち、すべて女性になったとのことでした。耳が痛い😖💥。ちなみに「もしもし」という言葉は「申します申します」が省略されて出来たものだそうです。

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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    fanta

    2023/08/20

    もしもし…?
    の語源がそこだとは、知りませんでした😁
    しかも今だに現役ですからwすごい言葉だと思っちゃいます。

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