めでたいのぉ‥‥江戸期 津軽塗酒樽

初版 2023/01/04 16:29

改訂 2023/01/24 13:24

江戸期のものと思われる津軽塗の酒樽です。高さが十寸ほどの大きさで、それほどお酒の量は入りません。

姿形は大変きれいだと思います。

完全な円筒形ではなく、側面はフラットになっています。

変り塗部分の表面積が大きいのですが、非常に複雑な模様です。

大き目の栓が付いています。栓の取っ手形状も複雑です。

栓を取ったところです。

色はほぼ二色ですが、実に不思議な模様です。


現在はこうした模様は津軽では全く製作されていません。今の津軽塗しか知らないと、こうした紐を使った変り塗が津軽塗であることが理解できませんね。

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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