週刊　ゆうれいを作る　創刊号

銀髪「先日某所で大量に入手したがいこつフィグが被っていたこのゆうれいに本日は魂を込める」

兵士Ａ「はっ！恐れ多くも隊長殿、週刊、とは？」

銀髪「愚問だな。私の発言に意味などあった事があるか？考えて喋れよ？」

兵士Ａ「はっ！（ｲﾗｯ）失礼いたしました！」

銀髪「さて、まずはゆうれいフィグの基本構造だがこれを見てほしい」

兵士Ｂ「現役？のゆうれいでありますな」

兵士Ａ「穴あきの布団カバーみたいのを外せばいいわけですね！」

銀髪「このように外してみれば分かることだが上半身はミニフィグそのもの。下半身もポピュラーなブロック(足)×プレート(腰)で構成されている」

兵士Ｂ「すっぽりかぶれますな」

兵士Ａ「顔はただの真っ黒な頭なのか。それはそれでホラーだな」

銀髪「注目すべきは今兵士Ｂが被っている状態だな。フィグにかぶせると足が１プレート分余ってしまう。また、ゆうれいは被り物分身長が高いわけだから人間のフィグと身長の差が出すぎてしまうのを足を短くすることで調整してくれていると思っていい。ブロック１にプレート１が丁度いいということだ」

兵士Ａ「腕と帽子でギリ兵士Ｂだと判断できるな」

銀髪「今回はソコを利用する」

兵士Ｂ「・・・・これは？」

銀髪「馴染みのブックオフで適当に買ってきた部品だ。1パーツ22円。足、腰、手、手、胴、頭、で一体132円でゆうれいフィグにできる。布で隠れないところだけは白が見えるように気を付けている。」

兵士Ａ「真ん中の頭は黄色いですが・・・うっすら顔が書いてありますし・・・。」

銀髪「残念ながらそうそう目当てのパーツばかり転がってないさ。横に置いてあるシールをマッキーで黒く塗りつぶしたものを貼って誤魔化す。被ればわからん。むしろオクで手に入れた状態が著しく悪いパーツはこうやってリサイクルする。

今ちらっとよく使うパーツばら売りサイトを見てみたが某所は黒い頭は品切れ、もう片方は48円だった」

兵士Ａ「そこまで高額でもないですね？」

銀髪「出回っている部品だからな。ただし何千円以上購入で送料無料とかだし、そもそも到着までに2.3日掛かるし確実に飽きて放置するぞ。あとゆうれいのガワは貴重品で今回の旧ゆうれいをオク以外で見かけることはまずない。前に新ゆうれいの在庫が上記のショップに多少あってノリノリで買った記憶があるが単品700円以上したと記憶している。3体分だとHGが二つ買えるな」

兵士Ｂ「多分隊長の頭の中のＨＧ像はだいぶ前に更新止まってるであります・・・」

銀髪「体も真っ白がいいが通販だと348円だ。ガワと合わせてゆうれい一体は1,000円超える計算だ。HGｸﾞﾚｲｽﾞの定価だぞ？クランクにぃにぃもびっくりだ。」

兵士Ａ「今回はガワだけだからなのか骨しか興味ない人が相手だったのか破格の安さで落とせたってことですね」

兵士Ａ「組み立て完了っす・・・。あれ・・顔」

兵士Ｂ「シールをやめてガンダムメタバイオレットで塗ってみた。全部が全部黒くなくてもいいだろって」

銀髪「それでは被せよう」

兵士Ａ「おおっ　ゆうれいだ！　服の模様も見えない！」

銀髪「見えないところや不要なところは見限ってコスト削減！仕事と一緒だな」

兵士Ｂ「この帝国で最も不要なコストは・・・銀髪！お前だぁ！」

銀髪「おい　唐突な半沢　ヤメロ」

兵士Ａ「帝国軍を見縊らないで頂きたい！！」

銀髪「みんな見てるんだね　人気だもんね　仕方がないね」

きっと続く

#お手入れ