私はお兄ちゃんのことが嫌いです。

僕はお兄ちゃんのことが好きです。　直筆サイン色紙

https://muuseo.com/shi_na_no/items/329

しなの

蒼井たまご先生の『僕はお兄ちゃんのことが好きです。』の色紙に当選しました。

実の兄弟というBLの中でも最高難易度の設定で、しかも登場キャラにそれぞれの生い立ちと想いがあり、それが交錯して複雑に絡み合っていくのが面白かったですが、悲しくもわずか17話で打ち切りっぽい展開になってしまってしまいました。しかも最後は……

兄への愛しさと葛藤が募って気持ちがドロドロになっていく弟の幸弐（ゆきじ）とは対照的に兄の慶壱（けいいち）は先輩と順調に進展があり、弟の想いには気付きもせず微妙な関係が続くのが読んでいて辛かったですし、高圧的で暴力的で自己中心的な兄が何故モテるのか最後まで1ミリも分かりませんでした。
推しは理論的な考えで諭してくれる来斗くんです。

コミックバンチはとにかくジャンルが豊富でどの作品も独特で面白いですが
でもまさか一般青年向け雑誌にBL漫画をぶち込んでくるとは思いませんでした。
実際、蒼井先生にとっても、担当者（？）にとっても、編集部にとっても初めての挑戦となる作品だったみたいですね。
先見の明に長け、未開拓地に挑む編集部には敬意しかありません。
これからも面白いBL漫画をたくさん載せて下さい。