動き出す物語💍
初版 2021/06/28 14:34
改訂 2024/11/20 00:25
ちょうど今さっき
指輪物語「旅の仲間(上2)」を読み終えた所。
前巻最後にホビット4人揃い、いよいよここから指輪の旅も本格始動。
この(上2)では、古森〜旅の仲間での最初の山場であるブルイネンの浅瀬までの道程が描かれている。
古森から街道沿いのブリュー村に着くまでは、まぁ柳じいさんに捕まったり塚山へ迷い込んでしまったりetc...ちょっとしたトラブルはあったものの、
途中陽気なトム・ボンバディルのお宅でご飯たんまり食べて寛いだり、何処と無くゆったりした時間が底の方に流れていた印象だったが、
宿屋で馳夫さんと合流してからは(わーい、馳夫さんだ!)
一気に物語の緊迫感が増すので、読んでいるこちらもドキドキ、目が離せなくなってしまう。
そんな、追っ手がすぐそこまで来ている…という張り詰めた空気の中、ついつい声を上げて笑ってしまったのが
宿屋の主人バタバーさんがフロドに手渡した一通の手紙。
それは、この旅の指南役でもある魔法使いガンダルフから主人公フロドに宛てたもので、
「危険が差し迫っているので、7月には出発せよ」
という大変重要な事が書かれているのだが、
フロド達がこれを受け取ったのは10月になろうかという時…
そして手紙はこの追伸で締め括られている。
「バタバーがこの手紙を即刻送り届けてくれるように願っている。(中略)もしこれを忘れたら火焙りにしてくれるつもり。 さらば (ガンダルフの印)」
宿屋のバタバー、パタパタママみたいにいつもセカセカ働き回っているので、忘れん坊さんなのだ。
そしてその事をガンダルフもよーく知っているので、この一文となったのだろうが、
火の魔法使いの口から出る「火焙り🔥」という単語はかなりの火力。
この手紙を一緒に読んだバタバーさんも、さぞかし生きた心地がしなかったであろう(笑)
ガンダルフは快活でとても頼りになる存在。
なので、本人がいれば勿論心強いのだけれど、
こうして彼の手紙を読んだり、彼の名前を見かけたりするだけで
こちらも元気が出るから不思議。
という訳で、早く裂け谷にいる魔法使いと再会したいので、「旅の仲間(下1)」へ向かいます!
わーい、エルロンド様にも会える〜💓
https://muuseo.com/r0046/items/83
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