アメリカンとジャパニーズなBeatles(前編)
初版 2023/06/28 17:14
改訂 2023/06/28 17:14
「何やらUS盤は独特のアルバムらしい」
というのは何となく知ってはいたんですが、私はビートルズのアルバムについては
国内盤国旗帯の、UK盤と同じタイトルと内容のもので育ち、
そのアルバムが一通り揃って直ぐにパスト・マスターズも登場。
早い段階で手元に213曲全曲揃ってしまったが為、他のアルバムは聴かずに大人になってしまいまして、
初めてUSキャピトル編集盤なるものを聴いたのが昨年という😅
であるが故に、未だにUS編集盤🇺🇸の曲目は全然頭に入ってこないわ、
そこへ今度は東芝さんによる「日本編集盤🇯🇵」なるものの存在も明らかとなり(恥ずかしいけど知らんかった!)
またこのUS編集盤と日本編集盤がややこしくて、
ジャケットはUSのそれを使ってるのに、収録曲違ったり
↓↓↓
![](https://muuseo-jp.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/2023/06/27/15/32/56/b55b9505-9388-4284-8d88-1837f12294a7/acffd3fa4f6baa33f5d7dcf48186ba36-converted.jpg)
![](https://muuseo-jp.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/2023/06/27/22/27/43/ee3a26df-1904-400e-afed-673a2839262e/e07342dac62b44a06da36e976ed00720-converted.jpg)
またこのUSな「Beatles '65」というアルバムなんて↓↓↓
![](https://muuseo-jp.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/2023/06/27/15/33/26/4e9f1403-3618-4ff6-8453-3609cc4bbc96/04d4950d8158ce91a8e04512369b4f9f-converted.png)
日本でも同じジャケのアルバムあるんですが
タイトルは「ビートルズNo.5」となり、ジャケは同じだけどタイトルも中身も違うアルバムとなり、
「Beatles '65」と同じタイトルの「ビートルズ'65」なるアルバムは
UK盤でいう「Beatles For Sale」の事になってるしで、
もう頭の中ごっちゃごちゃ😵
訳分からん!💦
という訳で、自分の頭の中を整理すべく、一先ずアルバムタイトルと収録曲をノートに書出して見比べて見たんですが、
ただ曲目並べるだけでは、一体UK盤のどの曲がUSや日本盤のどのアルバムに収録られているのか全然ピンと来ず、どうしたもんだかとここ1ヶ月考えておりましたが、
ちょっと閃きまして。
今回は付箋を使い、アナロジカルにまとめてみたいと思います!
***
まずは、UK盤🇬🇧のアルバム一枚につき付箋一色を割り当て、その色の付箋にUK盤収録曲を書き出していきます。
↑↑↑
こんな感じ
「Sgt.Pepper's~」からはUSでもUKオリジナルに準じた内容のアルバムとなっているので、
その手前「Revolver」までの7枚分+UKシングル&EPのみの楽曲が対象となりますので、ひたすら書き出します。
![](https://muuseo-jp.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/2023/06/27/18/44/14/904c082b-cbf4-44c0-be36-45224e729782/dde75937d820b10a1c6a58f6898146de-converted.jpg)
![](https://muuseo-jp.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/2023/06/27/18/44/36/f40fdd45-66ee-4016-a39b-4664ad5b535f/9df1d80a5668353dc6aafeb5fb5ced73-converted.jpg)
↑↑↑
こんな感じ🎵
毎晩寝る前に少しずつ書いていったので、途中寝ぼけて誤字は多少ありますが、
気にしないで下さい😅
と、慣れ親しんだUK盤を書き出したところで、
これを
ネットやレコードのジャケを見ながら、US編集盤🇺🇸のアルバムの並びに貼り替えていきます。
そして
この付箋は同じものをもうワンセット作ってあるので、日本編集盤🇯🇵も同じ要領で貼り替えていきます。
*
さて、では出来上がったものを見ていきます!
まずはUSキャピトルで最初のアルバム「Meet The Beatles🇺🇸」
![](https://muuseo-jp.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/2023/06/27/18/54/47/3a11b29b-6f5c-4329-b8d1-04811f07bcf2/131adbeee2f61d37b738c00b1ae131ff-converted.png)
全体の3/4を占める蛍光イエローの付箋は、UK盤🇬🇧だと2ndアルバムになる「With The Beatles」収録曲で、あとは大ヒットシングル「I Want To Hold Your Hand」A,B面+UK1stアルバムから1曲
…ほぼ「With The Beatles」なのがよく分かります。だからこのジャケ写なのか!💡
アメリカではアルバム「Please Please Me」はキャピトル社ではなくVeejayから発売となっているので、(実はこの辺も細かい事よく知らない😅)
その関係でキャピトルは「Please Please Me」の楽曲が使えなかった…という様な事がwikiに書いてありました。
さて一方、ジャケはUSのそれと一緒だし、表には「Meet The Beatles」って思いっきり書いてあるのに邦題は「ビートルズ!」な日本編集盤🇯🇵の中身は?というと
シングルの美味しいとこ3曲に、UK1st.アルバム🇬🇧を表すピンク付箋が6曲、そして蛍光イエローなUK2nd🇬🇧からは5曲。良い配分♪
選曲も日本人好きそうなPOPなものメインに見えます。
US編集盤🇺🇸が「ほぼUK2ndアルバム」なのに対し、こちらは発売当時のベストアルバム的な仕上がりになってますね。曲数も日本の方が2曲多く収録されてるので、ちょっとお得感💕
*
さてさて、お次もUS🇺🇸と日本🇯🇵でジャケットほぼ一緒だけど、日本盤は「ビートルズNo.2!」な「Beatles' Second Album」。
US🇺🇸は前作同様蛍光イエローな付箋がメインに、でもそれだけでは足りないのでUKシングルとEPをプラスし、
そして紫付箋「A Hard Day's Night」から1曲「You Can't Di That」…シングル「Can'tBuy Me Love」B面の曲ですね。
そして一方日本盤🇯🇵の「ビートルズ No.2!」はというと
前回「ビートルズ!」から漏れたUK1stとUK2ndの楽曲中心に、これまたいい感じに初期のナンバーが混ざりあってますね。
ラスト締め括りが「Till There Was You」というのも、日本人好みな印象。
で、こっちはハードデイズナイトからは「Can't Buy Me Love」なんですね。
*
お次はUK🇬🇧だと「A Hard Day's Night」になるんですが、アメリカではUnited Artistsからまず映画🎥のサントラとして
![](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2022/09/22/17/30/23/b9752273-b2f2-4176-ace5-db62bae4d7f3/file.png)
A Hard Day's Night (Original Motion Picture Sound Track) (US①)
https://muuseo.com/r0046/items/311
![](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2021/10/01/01/24/13/7ab56214-77d6-4ddc-9ee7-e8f2bee97590/file.jpg)
「A Hard Day's Night」が発売されてしまっている都合(このジャケ大好き😍)、
キャピトルからはUS編集盤🇺🇸として
![](https://muuseo-jp.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/2023/06/27/19/19/28/bf64f4e6-6905-47c4-b3c5-3bbc2b7fe21a/6df5210f18bebb11f6f767173b1dde41-converted.png)
ハードデイズナイトの楽曲を中心にして、そこに前回「Second Album」で漏れたEPの2曲に、ドイツ語版「抱きしめたい」を加えて
「Something New」が発売。
一方日本盤🇯🇵はというと、
ここはUK🇬🇧に倣った内容なのだけれど、アルバムタイトルは映画の邦題と同じ
「ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!」、
ジャケは映画のワンシーンを使っています。このジャケも私は結構好き🎵…というか、ハードデイズナイトのジャケはどれも好き説(笑)
*
で、お次に出てくるUS盤🇺🇸が、はじめに触れた問題の「Beatles '65」
![](https://muuseo-jp.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/2023/06/27/19/45/57/306908fc-2d29-4a0e-bd6f-ea2cd02cd84f/04d4950d8158ce91a8e04512369b4f9f-converted.png)
日本盤🇯🇵の同タイトルなアルバムは、
![](https://muuseo-jp.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/2023/06/27/19/47/26/816c600f-429f-4036-8a05-de29828e56c4/90a8cd2c162cebc5a36e1bad0b58a1f1-converted.jpg)
UK🇬🇧の4th「Beatles For Sale」と内容は全く同じで、アルバムの邦題が「ビートルズ'65」という事ですね。
で、一方US🇺🇸のそれも
ほぼ「For Sale」というかA面に至ってはラストのカンザスシティが無いだけでUK🇬🇧のA面と並びほぼ一緒。
でもB面にはシングルを入れてくる所が、やっぱりアメリカンスタイル。
そしてカール・パーキンスはアメリカ的には外せないですよね🎵
ちなみにこのUS🇺🇸「Beatles '65」と同じジャケを使ってる、日本編集盤🇯🇵「ビートルズNo.5!」はというと、
ここまでの日本編集盤で拾い入れなかったUKアルバム収録曲に、UK盤EP「Long Tall Sally」の4曲、
それにドイツ語版「抱きしめたい」&「She Loves You」、
プラス、シングルから3曲という、なかなか賑やかな構成。
同じジャケでも趣が随分違います。
そして、この「ビートルズNo.5!」が日本編集盤としては最後となり、以後は日本盤に関してはUKオリジナル🇬🇧に準じたものとなっています。
後編へつづく↓↓↓
![Default](https://d3caz7hhiepl95.cloudfront.net/assets/user/default-6344dcd9594efe2c770024a51c383175.png)