#教えて #解決済み

レコード盤のクリーニング

初版 2021/04/20 16:22

改訂 2022/10/07 16:42

 (|| ゚Д゚)ハッ!  


レコードをしまう内袋のビニール跡が盤面についてしまっているのを発見!

写真の光が当たっている部分にうっすら見える、レコードの溝とは明らかに違う方向に入った白い三本の筋がそれ。

↓↓↓


たかがこれしきのビニール跡…かもしれないが、

このまま放っておくと所謂「ビニール焼け」となり、

取れないどころかノイズの原因にもなってしまう。

埃や静電気、そして今回のような汚れはレコードの再生に直接関わってくる厄介者。

慌ててクリーニングする事に。


*****


ところで皆さんは、レコードのクリーニングって何をどう使ってらっしゃるのかしら?🤔


ネットやYouTubeのなかった時代、こういう作業はレコード屋さんに教わるか、専門雑誌や友人の意見を参考にする、

若しくは、親から子、子から孫へ受け継がれて来たその家々の流儀作法で行うか…といった形で行われていったものなのではなかろうか?


まさに私は父がお手本のパターンで、その父がレコードは非常にざっくりした扱いをしていて、使っても乾いたベルベット素材のレコードクリーナーで

、盤をくるっと簡単に拭いてホコリを取るくらいしかしなかったので、

いざ再び自分でとなった際、やはりそれではハードな埃や汚れは取りきれず…


一先ず買ってみたのが、

スプレー式のレコードクリーナー。


…なのだけれど、何故かそれを使ったレコードには後でレコードを直接入れるビニール製内袋のシワ跡がついてしまう事が多く、

はじめのうちはスプレーを直接盤面に吹き付けてしまっていたのでそれが良くなかったは間違いないのだけれど、クリーニング液で湿らせたクロスで盤面を拭く様にしてからも(もちろん乾かしてからしまうのに)、やっぱりしばらくするとビニール跡が💦



そこで知人に相談してみた所、

水道水と台所洗剤とマイクロファイバーなタオルを使って「丸洗い」というのを教えて貰い、しばらくはそれでレコードの汚れを落としていた。

確かにこの手法なら、埃も手垢もカビも一網打尽でスッキリ〜✨✨

ただ難点が一つ、それだとレコード中央のレーベルを濡らさずに洗う事が出来ないのだ。まぁ濡れても乾いてしまえば全く問題ないのだけれど、デリケートなビンテージレコードにその手法を使うのには抵抗があるぞっとなり…


ネットで調べて、今は自分で洗浄液を作り、それを愛用している。


作り方は超簡単!

無水エタノール100㎖に精製水400㎖を合わせ、最後にドライウェルを数滴プラスするのみ。



(…残り少ない💦)


出来たての液はほんのり熱を持つので、冷めてから使う。

ドライウェルとは、写真現像する際使う薬品で、フィルムの水切れを良くするのに最後使うのだが、この場合、界面活性剤として静電気防止効果が期待出来る。


*****

…と、

すっかり前置きが長くなってしまったが、では早速我流クリーニング開始!


まずは手を洗う(笑)

せっかく綺麗にしたレコードを汚したくないので。

で、作業台にレコードを置く為のマットを敷く。

前はスーパーで激安だった小さいまな板を2つ合わせて使っていたけれど、並べて置いてただけなので作業中ズレてきてしまうのと、柔らかい木で出来てるとはいえ もっと盤に優しい素材の方がいいのでは…となり、先日ディスクユニオンで購入したばかり。素材は見た目も触り心地も間違いなくシャンプーハット!

懐かしい感触〜(笑)




で、レコードをその上に置いたら、まずは接触面がベルベット素材出できている定番なレコードクリーナーで、軽く埃を拭う。


大きな埃が取れたら、次にいよいよクリーニング液の登場。

溝の中の埃を浮かせたいので、盤面にたっぷり液を乗せ


(以前は100均の霧吹きを使っていたが、この前日に棚から落としてガッツリ穴が開いてしまったので、押すとチュッと出るボトルに詰め直した😅

ちなみにガッツリ穴あきボトルがこれ(笑)↓↓↓)



そして液を満遍なく広げて、毛羽立たない化粧用コットン「シルコット」で拭き取る〜!

ビニール跡のついてる気になる場所も念入りに拭き取る〜!

光沢がもどるまで、優しく拭き取る〜!



同様に裏面もふきふき。




おお、良い感じじゃ🎵


ついでにもう一枚、以前やっぱりスプレー式クリーナーを使ったら跡が出てしまった赤盤を見つけたので、それも同じ工程でお掃除し、


綺麗に拭いた壁に画鋲で止めて陰干し!


で、途中表裏を返しながら

夕方洗濯物を取り込む時、一緒にレコードも取り込んで(家事っぽい笑)

最後にレコードの内袋を、ビニール焼けしないグラシン紙で出来たものに交換して出来上がり!


↑↑↑左がビニール製で、右がグラシン紙の内袋。

(グラシン紙の内袋は安くはないので、一先ず大切なレコードのみに交換中〜)


====


今のところ、この手法で不具合もなく綺麗になるので問題はなし。

ただネットで色々ググると、「レコード盤には油分も必要」とかいう記事もあったりして、

本当にこれが正解なのか!?

何か仕上げにリンス的な物が必要なのか!?

と自問自答な日々。


まぁ行き着くところは、

市販されているプロおすすめのクリーニング用品をちゃんと使いなさいって事なのだろうけれど…ランニングコストが😅


化粧品も高価な美容液はケチケチしか使えず、安い化粧水に高価なエッセンシャルオイル少量混ぜてバシャバシャ使ってるくらいの性格なもので

(;´∀`)


という訳で、せっかくレコードマニアの方々も多く集うミューゼオ。

もし皆様のレコードクリーニングの方法などご参考に出来たら大変心強く、アドバイス等頂けましたら幸いです。


何卒よろしくお願いいたします🙇‍♀️


#アナログレコード


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#レコードのある暮らし


利右衛門(リエモン)です。
ビートルズとジョージ・ハリスンが大好きで、UK盤を中心にアナログレコードを集めてます。

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    Naokeith

    2021/04/20

    こんにちは。
    基本僕も同じような材料でクリーニング液は自作しています。
    磨く時は、ライオンシステマの歯ブラシのヘッド6個(3×2段)で自作したブラシで汚れを掻き出してますww

    丸洗いしたいなら、市販でアクリル板を丸型にくり抜いてパッキンで止水し、レーベル面を両側からサンドイッチし、スピンドルのところがネジで締め込めるようになっているブツが売ってますよ。昔はそれで一緒に風呂入って洗いましたが今は全く使ってませんwww

    あと、リンス?的なモノは別に不要だとはおもいますが、気になるなら、磨いた後の後処理用の液がレイカというとこから、Balance Washer B液として売っていますが、お高いです(笑)

    良くも悪くも洗浄液は自己満足の世界なので、ほどほどなところで手を打っておけばOKかと。そのうち超音波洗浄(VIPあたり)が気になり出したら末期症状で他の施し用がないdeath

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      利右衛門

      2021/04/21

      コメントありがとうございます!
      間違ってなくて良かった〜😆🎵
      ネットは情報が溢れているので、色々調べ過ぎると何が本当なのか分かんなくなっちゃうんですよね💦
      太鼓判頂け、ホッと胸を撫で下ろしました😅

      で、すみませんがついでに幾つか質問させて下さい。

      デンターシステマ、使ってらっしゃる方良く見かけるので気になってました!
      使うタイミングとしては、磨いた後の仕上げブラッシング的な使い方になるのでしょうか??

      それと丸洗い用のレーベル保護カバーもAmazonとかで見掛けますが、あれを装着するとレコードを置いては洗えないと思うのですが、手で持ってあらうとなると、洗いにくくないですか?
      そこが引っかかって未購入だったりします。

      それにしても一緒にお風呂とは!
      なんて新鮮な発想…レコードとは裸の付き合いなんですね!(笑)

      リンス的なB液は気にならなくもないですが、値段も把握しているので、無くても大丈夫なら多分買わないです(笑)

      超音波洗浄も、それを買うくらいならレコード買います(笑)
      そのお金でかなりレコード買えると思います🤣

      色々とエピソード交えて分かり易い説明、本当にありがとうございました✨✨

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      Naokeith

      2021/04/21

      システマは洗浄液を全体に馴染ませた後、反時計回りにブラッシングして溝の中の汚れを掻き出すイメージです。

      レーベル面の濡れるのを保護するのはご存知であればいうまでもありませんが、締め付ける所を持ってシャワーをかけるイメージですね。

      ただ、洗浄液でクリーニングを行っているならば、そんなものよりもレコードを磨く時のマットの方が重要かと。

      タンテに乗せてクリーニングをしてクロスなどで押さえつけたりすと、プレイヤーが痛みますからお気をつけて。

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      利右衛門

      2021/04/21

      あははは、流石に電化製品の上で洗浄液はやらないです(笑)
      レコードプレイヤーは我が子同然ですので🤗🎵

      なるほどー、システマで掻き出してから拭き取るイメージですね!システマは私自身それを使って歯磨きしてるので、その威力は体感しております。歯茎に優しいのに隙間に入り込みぐんぐん掻き出してく歯ブラシ、これは試してみる価値ありですね!

      レーベル保護器具は、シャワーの水圧で汚れを落とす感じになるのかしら?突起を持って盤面をなでるのは結構難しそうに見えるんですよね

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      Naokeith

      2021/04/21

      改めて本文見たらゴッツイレコード作業台を使われてましたね😅💦これはまた失礼いたしやした。

      それにしても我が子同然てwww 相当な難産でしたでしょうに。

      あまり強くゴシゴシすると言うよりもシャワーで洗い流すイメージの方が強いかな。結局僕も全く使わずにどこか押し入れの奥深くです☆

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      利右衛門

      2021/04/21

      うちの可愛いレコードプレイヤーちゃんは養子縁組で来ましたので問題なしです!😆

      レーベル保護アダプターは、装置したらシャワーでザバザバ流す感じですね!
      それだと水が跳ねても安心なお風呂場は、理にかなってますな(笑)

      ちなみにうちのそのゴッツイレコード作業台は、またの名を「勉強机」とも言います(笑)
      そこで勉強しないので、時折拝借してるんです。机の持ち主は、床に寝転んで勉強した方がお好みらしいです😅

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    レイレイ

    2021/04/20

    皆さま自作の洗浄液作製など、凄いなぁ…😍
    未知の世界のコレクターあるある話は、本当に面白いです。
    一緒にお風呂に入っていたというNaokeithさんも凄い😍👌

    りえさん自作の洗浄液ペットボトル「のむな!」が笑えた。
    画鋲で止めて乾かす、のも、落ちそうでハラハラ(笑)😅

    我が家流、のあれこれ、たくさん知れたら良いですね😁

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      利右衛門

      2021/04/21

      コメントありがとうございます!
      未知の世界でなくても、あるある話は楽しいです🎵

      いやあ、透明な液体なので「のむな!」は必要でしょ!こんな戸棚にしまってあるペットボトルの中身を飲もうと思うか否かは別ですが、念には念です(笑)
      画鋲は、今のところ何十枚もそれで干していますが、落下は一度もないです。
      止めやすい壁を使っているのもありますが、意外としっかり止まります。厚みがそんなに無いからですかねえ🤔
      でもリマスターなレコードは重量盤の物が多いので、なるべく低めの位置に止めてます😅

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    ace

    2021/04/21

    精製水でひたすら吹きます😅
    その程度止まりです、ゴメンなさい…

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      利右衛門

      2021/04/21

      いえいえ、コメントありがとうございます🎵
      にっくき静電気には、やはり水分で対抗したいですよね😆

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    NonNon

    2021/04/27

    こんにちは!
    ビニール焼けしちゃうんですね(^_^;)
    うちにもまだレコードがあるので、確認しなきゃです。
    当時スプレータイプのものをつかってクリーニングしてたからなぁ・・・。

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      利右衛門

      2021/04/27

      レコードの保存状態にもよると思いますが、私はクリーニングスプレーとは相性わるくて😅
      一度チェックすると安心ですよね👍

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