風格漂う山水真空管アンプ
初版 2021/12/21 21:48
激安中華製真空管パワーアンプを購入したと先輩に話したところ、
「ちょっとこれも聞いてみてよ」
ということで、一台のアンプをお借りしました。
![](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/uploads/2021/12/21/20/57/47/14bc0fef-f04c-4df7-b2f1-2274aa3b6ac6/6c4db570e760fe691eff3c98a4ae6ecf-converted.jpg)
山水電気の真空管パワーアンプBA-202です。
シンプルなデザインが素晴らしい。
![](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/uploads/2021/12/21/20/58/46/6adc1781-54e1-440a-b4f0-651a80fe89cd/4f5fbe70718431218ba95ecad1fcfe62-converted.jpg)
製造されたのは1960年代後半、ざっと50年以上前の代物。
今となっては中々お目にはかかれないでしょう。
![](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/uploads/2021/12/21/21/06/57/401729d8-a776-419b-aac7-5cfdb9daadec/57a82b4924d949281e8cd361d4ee4a39-converted.jpg)
安物アンプと交換してサクッと聞いてみましたが・・・流石に格が違います。
濃厚な中音域がアイデンフルレンジと相性◎、すっかり気に入ってしまいました。
(借り物であることを忘れたくなります)
しかし当時の評論家筆頭であった瀬川冬樹氏による評価は、あまり良くなかったようです。
発売した頃は既に評価を確立した伝説的名機が目白押しで、この程度の音質では当時のユーザーを満足させることはできなかったのかもしれません。
サンスイは名機AU-111に続いてAU-777、AU-9500などプリメインアンプでは評価を確立していきますが、BAを冠するパワーアンプの開発はだいぶ苦しんだ様で、高級パワーアンプは1975年のBA-3000/5000の登場までかなりの間を置くこととなります。
#参考
#2021年
#借り物
![Default](https://d3caz7hhiepl95.cloudfront.net/assets/user/default-6344dcd9594efe2c770024a51c383175.png)