昭和末期のおもちゃ屋
初版 2021/02/07 15:59
改訂 2021/02/10 01:24
ここ数日、他の方が展示されてるおもちゃにコメントしていて昔を思い出しました。
1980年代、昭和で言うと60年代頃まで“町のおもちゃ屋さん”はあちこちにありました。丁度「懐かしのおもちゃ」みたいな特集記事が雑誌に載ったりし初めの時期で、それまでは「こんな古いおもちゃをまだ売ってるんだ」という感覚から「お宝を売ってる!」という気持ちに切り替わりました。
時が止まってるような地元のおもちゃ屋を再発見したのもその頃。そこにはショーウインドウに飾られたゴレンジャーのバリキキューンや鉄人タイガーセブンやらウルトラマンタロウのZATの女性隊員のソフビやらが現役で店に並んで売っていたのです。そのうち数点を購入、東京のレトロおもちゃ屋に売りに行ったりもしました。その当時はまだ“お宝ブーム”というほどでもなかったので買い取り額は微々たるものでしたけど。
プラモデル屋にも今では高額のプレミアが付くプラモが陳列され、小さな靴屋には「怪奇大作戦」のキャラクター靴が置いてあり・・・今では考えられないような夢の時代でした。
muuseo はそんな時代を蘇らせてくれますね。放送当時よりも売れ残って店に置いてある「その後」の時代の方が印象深く思い出されるんですよ。
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8823hayabusa
2021/02/08そうですよねえ・・・。 まだ”古い玩具”=お宝 の図式になる(昭和50年代後半辺りからが始まりでしょうか)前に、田舎には明らかに売れ残り商品を置いたままの個人商店が実在し、店側も購買者側も特に意識して観ていたわけではなかったですね。
そしてその重要性やお宝レベルが上がるとそれらを思い出して駆けつけるも、既に誰かの手に渡っていたり、或いは店そのものが無くなっていたりで。
『時代は繰り返す』・『無い物ねだり』なのかもですが、ミューゼオではそれらの逸品が見れるという幸せですよねえ♪
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オマハルゲ
2021/02/08おもちゃに限らずコレクターにとっては「一期一会」ってありますよね。
自分の場合は昔レンタルビデオで何度か経験しましたね。「次回来た時に借りよう」と思ったら借り手がいないから撤去されてたという。
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mjmat
2021/02/10個人経営の「玩具店」(「書店」も)自体,僕の住む地方都市近辺では,ほぼ存在しません。内・外資本の巨大玩具チェーンの跋扈と淘汰の後は,新規事業としての再生はできていないままのようです。消費者の趣味嗜好の細分化に対応しきれなくなったこと,そもそも子どもの世代人口が激減していることも,その要因になっていると思われます。
思えば,玉石混交だったとは言え,様々なパターンの子供向け番組やその関連商品に囲まれて育ってきた僕たちおじさん世代の人間は、豊かな子ども文化の恩恵(と後遺症としての今の価値観)を受けてきた幸せな世代と言えそうです。
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オマハルゲ
2021/02/10mjmat さん、ご高説ごもっともだと思います。
駄菓子屋で売っていた無版権の怪しいグッズからリアルで数万円の価格の大人向けのグッズまで、子供の小遣いで買えるものから今でも購入を断念せざるを得ない高価格のものまで、あらゆるアイテムに触れて来た世代が我々ですね。
購入はオークションか通販で、となると生き残る店はもうないのかも知れませんね、寂しいですけど。
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mjmat
2021/02/10偉そうなことを書いちゃいましたが,僕のコレクションには,廃業予定のお店の方から「好きな人が持っていた方がうれしい」と御厚意で頂いたり,格安の代金で譲っていただいたりしたものも少なからずあります。個人経営の玩具店や昔ながらの雑貨屋さんが生き残れなかった原因の一端は,コンスタントにお店に通い,適正な価格で商品を買い支えられなかった僕らにもあるような気がしてなりません。オークションや通販の恩恵は,十分に感じていますが。
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