クレメンテとリッキー。
初版 2023/12/09 18:31
改訂 2023/12/09 18:32
さて、「Muuseo」でも紹介しましたロベルト・クレメンテ。
PIT一筋18年と思っている方も多いと思いますが…確かに、メジャーのキャリアはPITのみですが…マイナー時代はドジャース傘下にいたんですよね。
と言っても、ドジャース傘下モントリオールでプレーしたのは1年のみ。
1年目が終わると、ルール5ドラフト(最近プロ野球で行われている現役ドラフトみたいな感じ)でPITから指名されて移籍したんですね。
モントリオールはジャッキー・ロビンソンやロイ・キャンパネラなど、黒人選手もプレーしたことがありプエルトリカンのクレメンテも安心と思いきや…出場機会を制限されていると感じ、フラストレーションを抱えていたそうですね。
マイナーのいろいろな規定があり、引き抜き防止のための出場機会制限だったようですが…結局ルール5ドラフトでPITに移籍するわけですから、出場機会制限に意味があったのかどうか、疑問なところですね。
ところで、この時PITでGMをしていたのが、あのブランチ・リッキーだったんだそうですよ。
ブランチ・リッキーといえば近代野球になってから初めて黒人選手(ジャッキー・ロビンソン)と契約したドジャースのGMですよね。
このクレメンテの引き抜き?にもGMだから絡んでいると思いますが、リッキーは50年からPITでGMをしているようなので、クレメンテのドジャースとの契約には関わっていなそうですね。
その後のクレメンテの活躍と、悲劇的な最期は皆さんご存知の通りです。
もしあの事故で亡くならなかったら、政治家としてトップになっていたかもしれないですね。