XG音源のVSTiを作る
初版 2019/09/20 12:24
改訂 2019/09/20 13:28
Roland の「SC-88Pro」(1996年発売)は、GM規格のローランド版であるGS音源なのですが、これといわばライバル関係にあるのが、GM規格のヤマハ版であるXG音源YAMAHAの「MU100」(1997年発売)です。
MU100
ヤマハ・MUシリーズ
XGフォーマット
GMを基本にしているのでRolandのGS音源と音色の構成はほとんど同じなのですが、音は全然違う。なんか華やかなYMAHAらしい音がします。
で、MU100とかMU1000とかがあるといいのですが、このXG音源の音色を出せるVSTiを作れるらしい。
YAMAHA XGソフトウエア音源を x64 環境で使えるようにする
このページを参考にVSTiを作ってみました。
まずは、「ミッドラジオプレーヤ 」をインストールします。
この「ミッドラジオプレーヤ 」にMIDIファイルをD&Dすると、XG音源での演奏が聴けます。
それでは、VSTiとして使えるXG音源を作ってみます。
インストールしたフォルダに「Addins」というフォルダがあるので、ここから次の3つのファイルをVSTi用のフォルダを作ってコピー。
SGP2.DLL
sxgbnw6l.tbl
sxgdat6l.tbl
次に、SGP2.DLLをVSTi化するためのパッチ(SGP2VSTi-1.0.2.22.exe)を実行します。
SGP2VSTi-1.0.2.22の入手先
これだけです。
パッチ前のSGP2.DLLはSGP2.OLDという名前にリネームされるようです。
では、本当に鳴るのか実際に使ってみましょう。
GUI画面がないのが少し寂しいですが、「ミッドラジオプレーヤ 」と同じ音(当然か)がします。GM仕様のSoundFonttとも違う、YMAHAらしい音です。
SGP.DLL(MidPlayer Ver.6版)は音が少し違うそうなので、こちらも作ってみました。
#XG音源
mugen
様々なプログラミング言語を使って、音楽を自動作曲しています。
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