ペルーからの〜リボルバー、ジャケ問題

初版 2022/09/19 18:22

改訂 2022/09/20 15:20

先日ペルーから届いた、アルバム・リボルバーの「音の比較」をしていた時のこと。

このリボルバーのジャケ、メンバー達の友人「クラウス・フォアマン」が作成したもの。大小のイラストと写真を組み合わせた、少々奇妙な仕上がりになっている。そのイラストを見るとメンバー達にとてもよく似ている。

ジャケットをながめている時、ふと気がついた。「?。何か違う」と。音の比較のため並べていたUK盤、その他のジャケと見比べると、ペルー盤にはあって、他にはない。

「新発見!こりゃ新発見じゃ!ペルー盤、ヤバいわ!」

何が新発見かと言うとジャケット全体のイラストが、UK本国のそれと比べると、ペルー盤の方が大きく(広く)印刷されているのだ!

↑ペルー盤。

↑UK盤。全体像のパッと見では違いを感じない。

↑ペルー盤。ジャケの上、中央からやや左を拡大。ペン先の部分、人のイラストの顔が「3人」描かれている。

↑UKモノ盤。同じ箇所。一番上の顔のイラストが切れている。

その他、3辺を確認しても、UK盤よりペルー盤の方が「同じか、広く」イラストが描かれていることが確認できる!

これは世界的な大発見である!

「ペルー盤ジャケットは、本国UK盤よりも、より原画に近い作品である」という事が!

このペルー盤には、音の良さで相当満足していたのだけど、ジャケットまでもが驚かせてくれるなんて!

早速この事は同好会の友達にLINEで知らせ、次はどうやって世界中に知らせればいいのか、ワクワクが止まらなかった。

「世界のコレクターよ、ホンモノのリボルバーは、ここにあるぞ!」

が、数日後、それは間違いだったと気づいた…

何が間違いか。「クラウス・フォアマンの原画に近い」という事が。

どうして間違いと気づいたか。

↑UKモノ盤。ジャケの右辺・中央部。この写真は作者のクラウス・フォアマン自身であり、写真の上には名前「KLAUS.OW.(下に)VOORMANN」とあり、下の列の右には「66(おそらく1966年の意味)」とサインがある。イラスト(髪の毛)はジャケいっぱいに描かれている。

↑ペルー盤。サインの下列の数字「66」が切れている。

ここで「?、怪しい??」と感じたのである。

「サインが切れている。て事はUK盤よりサイズが小さい?」。しかし「サイン」より下の「Georgeの髪の毛」は外に向けて(右側)描かれている。

どういう事?

↑ペルー盤。赤く丸で囲んだ部分はUK盤より多く描かれている。

↑2枚共ペルー盤。赤い矢印の(およそ)ライン上を縦にたどると、髪の毛の「線(タッチ)」が不自然。クラウスが描いた「髪の毛」はほとんど一本の「線」で描かれているが、矢印辺りを境に「線」が途切れている。また、下の写真(George)では、髪の毛の「密度」が右より左の方が丁寧に描かれている。

↑ペルー盤。上の写真(上辺・中央部)は赤いラインを境に上に向かって描きたされている。下の「線」の密度と比較すると明らかである。

下の写真(下辺・中央部)はアルバムタイトル下部の線が「雑」に描かれている。

つまり「誰かが描きたした」ものだとわかった。

ペルーーーーー!

騙しやがって。笑

「新発見」笑

「原画に近い」笑

「これこそが本物のジャケット」笑

いやいや、贋作だ。

まぁ、ある意味「発見」ではあったのだけど。

今思えば「コイツ誰や」思うたし。

でも、本気で「クラウスの原画が見てみたい!」と思ったわー。

クラウスの原画の画像(サイト)、どこで観れるか、どなたかご存知ありませんか?

はじめまして!自称イギリス人、職業はロックンローラー兼フットボーラーです(もちろん違います)。
とにかくBEATLES LOVEです(ホントです)!
なぜここまで、と自分でも不思議です。
レコードを初めて買ったのは中学三年の夏、あれから30年の時を過ぎてしまった今でも…

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    利右衛門

    2022/09/20

    ジャケットを離れてみると、確実に周りの部分の線が弱いですね。
    いやぁ……書き足しちゃってますね〜😅
    でもこれはこれで、ペルーな味わいなのではないでしょうか(笑)
    謎の人物いるのがペルー盤ってことで👍🎵

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