コレクターとジダン

初版 2021/05/30 00:20

改訂 2021/05/30 06:27

レアル・マドリードからジダンの退任が発表されました。


まずは「コーチとしての」優勝を振り返ってみます。


 ・FIFAクラブワールドカップ:2016、2017

 UEFAチャンピオンズリーグ:2015-2016、2016-2017、2017-2018

 UEFAスーパーカップ:2016、2017

 プリメーラ:2016-2017、2019-2020

 スーペルコパ:2017、2017


「選手としての」キャリアも含めれば同クラブ史上最高のレジェンドでしょう。


今日は彼のキャリアに敬意を表して、少しだけ彼との思い出について触れたいと思います。


ジダンとの初遭遇は、1998年に開催されたFIFAワールドカップフランス大会。


広告規制が厳しいパリの至るところにアディダスのビルボードがあり、

誰の目にもこの大会の主役が彼であることは明らかでした。

(ん?星条旗が写っていますが、パリのど真ん中です。)



ところが、サウジアラビア戦でまさかの退場。

私の座席からは何が起きたのかわかりませんでしたが、

スタッド・ドフランスが一瞬静まり溜息が広がったことは覚えています。

(余談ですが、このチケットを入手したのは試合当日の朝でした。)


その後、幸運にも3回お会いしましたが、ファンサービスはとても丁寧な方です。



「Zidane」が添え書きされたタイプ。



「10」が添え書きされたタイプ。



最後はmuuseo初掲載。


フランス土産の公式プログラムに、10数年越しで頂いたタイプ。


サイン自体はいたってシンプルです。

しかも、サインの上弦に若干の歪みがあり、保存状態もよくありません。


ですが、フランスまで足を運んだ旅の記憶と、

日本でご本人にお会いした記憶を時空を超えてつなげてくれる一冊なので、

私の中ではお気に入りのコレクションです。



ジダンの次なる活躍を祈りながら今から仮眠をとります。


だって、まもなくUEFAチャンピオンズリーグファイナルですから。


2002年にジダンが放ったような美しいゴールは生まれるでしょうか。


どちらのクラブとも接点があるので、どちらのクラブも応援します(笑)。


どうぞ、皆さまも寝坊をなさらないように!


本日もお付き合い頂き、ありがとうございました。


memorabiriaz




2003年からフットボール・レジェンドのオートグラフ収集を開始。「直線」「曲線」「点」が織りなすデザインの美しさと、同一人物でもふたつと同じ筆致を生み出せない単一性に強い関心を持つ。バロンドール受賞者やワールドカップ出場選手を中心に「オートグラフ・タイポロジー」に取り組んでいる。

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    memorabiriaz

    2021/05/30

    眠いですね。おめでとうチェルシー!

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