本:ザ・スーパーカー[第3弾]
初版 2021/10/25 01:30
出版社:二見書房
発行日:昭和52年7月30日 初版
大きさ:A6/カード全32枚、ミニカタログ4冊
スーパーカーブームのときに買いました。
本ではあるのですが紙が厚くて硬く、カードとして一枚ずつ分けられるようになっている。表は自動車のカラー写真、裏にはその解説が書かれています。
この本で紹介している自動車はランボルギーニ社製のみで、カードは古い自動車からの順になっているため、全体を通して写真を観たり解説を読んだりすれば、社の歩みを知ることができる。
また、カウンタック/エスパーダ/ウラッコ/ミウラの小さな縮刷版カタログが付いて、ちょっと不思議な感じがある面白い本でした。
スーパーカーブームでは、私も夢中になっていました。
当時は子供だったので自動車のことなどよく知らず、もちろん運転もできないのに、写真で観る形や色には魅力があふれていた。
その中の筆頭がカウンタックでしたね。特にこの本で知った「LP500」が気になっていて。
「1971年、ベルトーネによってデザインされたランボルギーニの試作車。」であって、市販のカウンタック以上の突き詰めた形をしていることに、子どもながら思うところがありました。
それと、写真の中には雰囲気が謎めいているものがあって、日本の小さな暮らししか知らない子の想像を刺激していたんです。
例えば画像のLP500の写真はおそらく宣伝用で、場所や人物などで日常感を無くして撮影するように意図されているところがある。
当時はそんな撮影する側のことは思いもしなくて、そのような作られた世界をまともに受け止めて、ガンガン魅了されていましたね。
カウンタックLP500には、今でもまだ惹かれるところがあります。欲しいということではなくて、面白い作品だと思っています。
#スーパーカー #二見書房