CD-ROM:Betty Boop Includes Eight Feature Episodes!(Chestnut Classic Video CD-ROMs)
初版 2022/04/05 00:04
発売 :CDRP株式会社
発売日:不明 おそらく1994年(copyright の表記から)
ベティ・ブープの映像を収録したCD-ROM。
長いこと置きっぱなしにしていて内容を憶えていないのですが、CDケース裏に「In Video for Windows (AVI) format」とあり、AVI形式のビデオファイルが記録されているようです。
「Chestnut(栗)」というのは、この会社の映像CD-ROMの商標らしく、他にも、バッグス・バニーやポーキー・ピッグ、ゴジラ対メガロやナイト・オブ・ザ・リビングデッドが出ていたみたいです。
買ったのは1990年代、お店はどこだったかな。
そのとき住んでいた東京の、秋葉原か、タワーレコードかHMVか。
現在ではさすがに技術が古く、容量の小さいCDに映像を入れることはまずしない気がします。
もう生産されることはないだろうの意味では、貴重ではありますね。
◇
当時は、一般向けの記録媒体が様々新しく出ていました。
それまでは、身近にはオーディオのカセットテープくらいしかなかったものが、1980年を超えたあたりでビデオデッキが普及しだし、ベータとVHSのカセットが出て、80年代末にはパソコンで5インチフロッピーディスク、家庭用ゲーム機でCD-ROMが出てきて、1990年代末にはミニディスク、S-VHS、MO、PD、ZIP、CD-R、ハードディスクなど、たくさんの種類を見るようになりました。
パソコンで使う記録媒体にはいろんな種類があったけれど、使うのには違いがわからなかった。
私も技術的なことは考えず、容量と値段でMOドライブを買いました。「光磁気」というのがなんだかかっこよく思えましたし。
パソコン付属のフロッピーで1.4メガバイトの容量だったものが、MOでは最大640メガバイトに。すごい!
しかしいまでは、ハードディスク以外はめったに見ないですね。なぜだかわかりませんが、淘汰されたということなのか。
メディアやその機器だけでなく、それに関わる器具でも変遷があって。
そのころ、パソコンで周辺機器を接続するのには、スカジーという現在ではほぼ見ない規格が使われていました。
私の買ったMOドライブにもそのコネクタが付いていて、専用のケーブルが必要になります。
一度、当時記録したMOのデータをいまのパソコンに持ってこようとしたことがあるのですが、スカジーのコネクタとパソコン側のUSBコネクタをつなぐことを考えないといけない。めんどくさいことになってます。
手持ちの変換コネクタでなんとかならないか試しましたが、駄目でした。
いまネットで見れば、USB接続のMOドライブが販売されていますが、安いものではないからなあと、買うまでに至らない。
そのときとはパソコンのOSも変わったので、動かせないデータもたくさんありそうです。
◇
ビデオCDは現在でもDVDプレーヤーで動くようになっているらしく、試しにこのディスクを部屋のプレーヤーに入れてみましたが、「非対応ディスクです」でした。
それではと今度はパソコンで読んでみると、フォルダには確かにAVIファイルが。ウィンドウズ用映像プレーヤーのSETUPファイルもある。しかしウィンドウズって、よく考えたら1994年なら3.1ですね。これパソコンが普及する前の製品なんだ。
AVIファイルをQuickTimeで動かすと、MOV形式に変換されて可愛い画面が出てきました。グランピィがなんか発明するやつだ。
八本のベティ・ブープ短編映画と、Chestnutの宣伝の動画がありました。
これはビデオCDではなくて、ウィンドウズ3.1用に映像が見られるようにしたCD-ROMソフト、ということのようですね。
CDでの映像ソフトでも違いがあるのだと。
でも現在ではこのような映像の収録の方法は、統一されてるんじゃないかな。どうだろう。
#CD-ROM #ベティ・ブープ #記録媒体 #記録メディア #メディア
maruyama
2022/04/12この文章を書いているときには思いつかなかったのですが、1980年代から普及しだした記録媒体にはビデオテープもありましたね。VHSとベータ、S-VHS。当てはまるところを修正しました。
また、パソコンの記録媒体でCD-Rのことを忘れていたので、追加しました。ごめんなさい!
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