Agnostus pisiformis

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全体が分離した脱皮殻の集積からできていて、フォーティーはこれを「化石になった豆スープ」と呼んでいる。
知らない人が見たらどういう生物かさっぱりわからないだろう。
それは昔の発見者も同じで、Agnostus とは「さっぱりわからないもの」という意味だ。
この小さい豆の一粒一粒が、Agnostus の頭か尻尾なのである。

Agnostus の仲間は世界中から産出するが、種類が多いわりには見た目の区別がつきにくい。
そこで私は模式種である本種の豆スープで全体を代表させることにした。

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