近鉄モニ2305

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■モデルについて
2200系の荷物室をもつ電動車のモデルで、昭和49年頃の製品です。地元に模型店があることを知って訪れたそのお店でロコモデル製品の在庫の多さに衝撃を受けたことをよく覚えています。完成品ではなく完成ボディでしたが、もちろん完成品にできるだけの十分なパーツを取り揃えられていました。いくつか見せてもらった中でも荷物室のあるこのモデルにとても魅せられました。荷物室ドアはピノチオ製真鍮パーツを使っており、ロコモデル社長の手書きの「手小荷物」文字がさらに精密にしています。塗色は艶ありレッドマルーン色で新しい製造ロッドの製品になっていました。台車は日光モデルのKS33Eをつけてもらいましたが実車のKS33Lとは外見が異なります。このKS33Eはホイルベースがなぜか30.5ミリでインサイドギアと合わず、上手く走らなかったことを思い出します。
■実車について
昭和5年に登場した2200系の荷物合造車です。荷物室だけでなくその後方にコンパートメント室を設けていました。2303はレクリエーションカーに改造されました。戦後も大阪線の主力として運用されましたが、昭和40年代に入り大量通勤輸送にはもはや荷物室やコンパートメント室は不要となったのか、2200系一党のなかでは一足先に昭和48年までに廃車になっています。

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