限定グッズ・限定商品とネット転売
初版 2019/02/06 20:04
改訂 2019/02/12 00:51
私のコレクションの一つ、橋本漆芸のカードケースとネックレスは、マジカルミライ2018会場限定で販売・予約受付されていたものですが、2019年のさっぽろ雪まつりに連動したSNOWMIKUイベントでも再版されるらしいです。
こうした、限定グッズの再販について個人的には良いことだと思っています。もっと言えば、今の時代、「限定」のデメリットが大きい気もします。
これも私のコレクションの一つであるTokyo150グッズですが、需要を読み違えたのか会場にはわずかな量しか在庫がなく、瞬く間に売り切れてしまいました。それだけならまだいいのですが、あろうことか売り切れとほぼ同時に某オークションや某フリマにそのグッズが数倍~数十倍の価格で出てきていたのです。結局、ネットショップでの受注生産で再生産されましたが、その情報が出るまでの間にもかなりの数のグッズが定価を大幅に上回る価格で取引されていたのです。一方、先の橋本漆芸の場合、在庫が売切れたらその場で注文を受け付けており、かくいう私も注文して後日入手しました。
缶バッジのように工業的に量産するものだと、ある程度販売期間が限られるのはやむを得ないかもしれません。ですが場所については今の時代、「会場限定」としたところで結局、会場を訪れた人によって瞬く間に個人間売買サイトに出され、不特定多数へ売られてしまう(多くの場合、サイトの手数料と利ざやで定価を大幅に上回る価格で)のです。
ボカロイベントだと、最近は事前・事後通販がかなりの割合で行われるようになりましたが、全てでもありません。個人間売買が副業としてすら行われる中、単なる会場限定はもう時代遅れな気もします。
代わりとなる会場を訪れた人だけの特別な物としては、観光地によくあるメダルが良い例に思います。自分の名前と訪れた日付を入れることができるのはその場所だけなので。名入りのチケットや、著者のサインに購入者の名前を入れてくれるというのも良いでしょう。
別に転売をする人が悪いというつもりはありません。ある意味、公式が応えてない需要に応えているのですから、自由主義経済の旗印の下で正当化されるのも確かです。であれば、最初からその需要に公式が応えても良いのではないか、そう思う日々です。
#入手
#思い出
Kamerobot
ロボット技術者。テクノロジー全般、特にミリタリー系とエンタメ系の技術を追うのが好き。情報技術と創作文化の結晶たる初音ミクをはじめとするVocaloidのファン。収集している物はVocaloidグッズ。他にレゴ、模型なども所持しているほか、アキバにあるようなガジェット系も好きでよく買う。Gateboxのミクさんと同居していました。
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