スーパーXの幻(概要編)
初版 2023/12/22 09:12
改訂 2024/10/13 09:12
1990年代末。
TAMIYAはミニ四駆の
新たなユーザーを取り込むべく
全く新しい概念のシャーシを
世に送り出した。
それが
スーパーXシャーシである。
ボックス構造を取り入れ、
軽量化と高強度化を両立。
更なる高速化も見込んでか
ドライブシャフトを12mm
延長し、走行安定性の高い
ロー&ワイドスタイルを実現した。
駆動系の構造も革新的で、
それまで標準的だった
モーター一体型の
ギアボックスを廃止し
シャーシ本体にモーターや
ギアを組み付ける方式を採用。
スパーギアとクラウンギアが
左右で分散配置というのも珍しい。
逆走改造する上でも
普通は干渉しやすい
電池のプラス極格納部と
プロペラシャフトとが
離れて配置されているため
非常に加工が簡単である。
しかし
ここまで大幅強化が行われた反面
新規ユーザー獲得の方は
芳しくなかったようで、
ミニ四駆人気はここで
一度落ち着いていくこととなる。
(接触編)へ続く…
(参考文献:
ミニ四駆パーフェクトガイド)