スーパーFMという沼(後編)
初版 2023/10/13 18:14
改訂 2024/10/13 09:12
注意:どちらかというと経験談で
特に根拠のない話です。
とどのつまり経験談です。
ミニ四駆史上稀に見る
強みのないシャーシとなった
スーパーFMシャーシ。
ところがその後
意外な形で人気を獲得するという
不思議な運命をたどることとなる。
1990年代末からしばらくの間
ミニ四駆人気は低迷するのだが、
2012年にいわゆる全国大会
「ジャパンカップ」が復活し、
全国各地でミニ四駆が再び
熱を帯びることとなる。
インターネット、とりわけ
YouTubeの普及によって
より多くのミニ四駆ファンが
自己流のノウハウを共有・伝授
できるようになったのだが、
そこで広まったのが
旧型シャーシの攻略、
性能向上の研究であった。
https://youtu.be/dmfZMm4D0zc?si=SLjW6mUNepdn8jRN
この動画から始まる
一連のシリーズが私にとって
スーパーFM弄りの
教科書となった。
このような改造動画が続々
発信されていくことになるが、
素体を弄る難易度の高さと
存在感の強さから
スーパーFM系がとりわけ
盛り上がったように思う。
近年では情報化により
(例えばMSフレキのように)
環境化・大衆化して
みんながみんな同じものを
使うようになりがちだが、
元々がマイナーなFM界隈では
みんな動画からヒントを得ても
それぞれが自己流の
カスタムを追求し、
一強が生まれなかった。
自己流でシャーシを育てる感覚に
マニアたちは夢中だったのだ。
高性能なシャーシを選んで
少ないパーツや加工で
速さを追求するという
近年のトレンドに逆らうように
低いスペックからスタートし
やれることは何でもやって
作り手の技術力を競うという
独特の文化がスーパーFMを核に
形成されていったのである。
…その後の話は完結編にて♨︎