アイテム解説の補助線「MAIL BOX」
初版 2024/10/12 09:01
改訂 2024/10/13 09:12
Ed Rothが手がけた
カスタムトライクである
「Mail Box Chopper」。
以前、
これがプラモデルと実物では
全然違うんだということを
何度か書いたのですが、
何がどう違うのかについて
そういえば書いてなかったので
ここに書いておきます。
さて時は1967年。
Ed Rothの興味はホットロッドから
チョッパーのバイクやトライクに
移り変わっていき、
世界初のチョッパー専門誌
"Choppers Magazine"を
刊行するまでに至りました。
↓詳しい日本語解説があって吃驚。
https://youtu.be/yjxLhYCKuCU?feature=shared
この雑誌における
お便りコーナーの
シンボルとなるマシンとして
作られたと言われているのが
「Mail Box」という
チョッパートライクだったのです。
画像元↓
(http://www.aeclassic.com/rothtrikes/mailbox.html)
元々はブーズ・ワゴンという名で
酒を運ぶために作られたものを
郵便配達車両に作りかえた
マシンだそうです。
余談ですが、
100%ホットウィールにも
参加したデザイナー
Ed Newton氏も
実車製作に携わったのだとか。
現在このMail Box Trikeは
ニューバーグにある
モーターサイクルペディア博物館が
所有しているそうです。
画像元↓
(https://fuelcurve.com/motorcyclepedia-museum/ed-roth-mail-box/)
チョッパーを広めたという
映画「イージー・ライダー」が
まだ公開前という時点で
既にレインボーの塗装や
T型フォード風のルーフなど
先進的なカスタムを取り込んだ
まさに誰も見たことがない
奇天烈な乗り物でした。
…さて、
ここまで見ていただき
実車とプラモデルの違いは
分かっていただけたでしょうか♨︎
そもそものフレーム形状、
エンジン、タンク、
ルーフの造形…云々。
…
正直どこが違うというより
「屋根付きチョッパー」という
属性だけが抜き出されたような
そういうキットな気もします。
(これはこれでクールですけど。)
このキットが発売された
Trick Trike シリーズについても
喋りたいことというか、
ちょっとした邪推があるのですが
それはまたの機会に…♨︎