モーレツ!!太陽の塔突撃ツアー(解説編)

初版 2024/09/30 22:38

改訂 2024/10/01 06:55

エスカレーターを上がると

眼前に現れる太陽の顔。

クレヨンしんちゃんの

「オトナ帝国」を観てから

いつか行きたかった太陽の塔。

東北や千葉で

貧乏生活していた頃は

遠い憧れの場所でしたが、

何の因果か

現在は福井という

日帰り弾丸ツアーしても

大丈夫そうなとこに来たため、

これはもう見に行くしかない!

と突撃ツアーに行った感じです。

特急サンダーバードや

大阪モノレールを乗り継ぎ、

やって来ました万博記念公園。

…撮った写真を今見直すと

被写体の配置が微妙ですが、

太陽の塔が大阪モノレールを

見下ろす景色に既に感動。

改めまして、

これが現在の太陽の塔です。

デザイナーはご存知岡本太郎。

全高は実に70メートル。

日本建築の重鎮である

丹下健三が計画した

お祭り広場の大屋根を

わざとぶち破るように計画された

万博のシンボルにして

カウンターアイコンです。

これはジオラマ模型ですが、

当時はこんな配置だったそうです。

EXPO'70のテーマは

「人類の進歩と調和」でしたが、

岡本太郎自身は

「進歩の先に核兵器で脅し合う

冷たい戦争の時代があって、

本当に調和が実現できるのか?」

という疑問があったと言います。

同時期に製作された

「明日の神話」という壁画も

水爆被害の悲惨さと

そこから復興する

生命そのものの力強さを

描いたものと言われています。

太陽の塔のモチーフは生命の根源。

進歩というより、その原始にこそ

真の調和があったのでは無いか。

つまるところこの塔自体が

建築的な意味だけでなく、

「盲信的に支持される技術進歩

に対するカウンターである」

とも考えることができそうです。

さて、本題はここから。

今回は外観を見るだけでなく

内部見学にも行ってきました。

長らく内部展示が無かったためか

中に入れるということ自体

割と知られてないようです。

注意しておいて欲しいのは

基本ネットでの予約制なので

ユーザー情報等前もって

登録しておいた方がいいです。

当日券もあるにはありますが、

普通に平日でも完売しますので。

まずは地下展示。

太陽の塔幻の第四の顔である

「地底の太陽」がお出迎え。

プロジェクションマッピングで

妖しく存在感を放ちます。

その先にあるのはコチラ、

生物の進化系統を縦列に並べた

「生命の樹」の展示です。

上に行くにつれて

徐々に現代の生物になっていき、

天井には現代の人間が描かれている

というオチがあると聞きましたが、

私が見た時点では

天井は白紙でした。

当時はどうだったのでしょう?

当時はエスカレーターで

最上階まで登れたようですが、

現在は全て階段に

置きかわっています。

して、登った先にはコチラ

コレは何かと申しますと

太陽の塔の腕の内部です。

昔はここにも

エスカレーターがあり、

大屋根の中の空中展示に

行くことが出来たそう。

というか、実は太陽の塔自体が

全体の展示の一部であり、

太陽の塔と大屋根の中の空中展示、

そこから降りた先にあった

「母の塔」と

「青春の塔」、

ここまで含めて

セットの展示だったそうです。

なお、太陽の塔以外のシンボルは

大体撤去されたものの、

大屋根の一部とか

部分的にはまだ残ってたりします。

とりあえず解説編はここまで。

この続きは(死闘編)にて。

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kaikai

キジムナーです。

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    f31l700smgl

    2024/10/01 - 編集済み

    自分も数年前の大阪出張の際、太陽の塔行きました👍。
    自分の休みの日と万博公園の休みが重なったため中には入れませんでしたが、思っていたよりもデカくて笑ってしまいました(笑)。
    なるほど、中はこんな風になっていたんですね🙀。

    https://muuseo.com/f31l700smgl/diaries/34

    https://muuseo.com/f31l700smgl/diaries/34

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    • File

      kaikai

      2024/10/01

      拝読致しましたが、
      そんな長距離歩かれたんですか…?
      それで休園日というのが
      なんだか無情ですね…

      ミュージアム含めて
      一日たっぷり遊べる所なので
      今度行かれる際は是非とも
      色々見学してみてください♨︎

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